ゲームレポート
終盤の追い上げムードも隙のあるプレーが目立ち、またしても1点差での惜敗。平日デーゲームの開催で、多くの子どもたちがエスコンフィールドに詰めかけましたが、新庄監督就任後ワーストタイとなる7連敗を喫しました。
先発投手は加藤貴之投手。今季イーグルス戦未勝利の左腕は、初回から先制点を許し毎回安打を浴びるなど苦しい展開に。それでも要所を締める投球で、7回を2失点に留めます。
1点を追う打線は、初回から反撃します。2番万波中正選手が4試合連続安打となる左前打で出塁すると、続く3番アリエル・マルティネス選手も左前打で続きます。その後、相手の暴投も絡み1死二・三塁の好機を演出すると、4番野村佑希選手の内野ゴロで同点に追いつきます。
さらに3回、アリエル・マルティネス選手が左越えソロを放ち勝ち越します。今季から新加入した27歳は、来日初となる2桁本塁打。球宴に監督選抜で選ばれるほどの活躍で、新天地で存在感を示しています。
2-2の同点で迎えた9回。クローザーの田中正義投手がマウンドに。代打鈴木選手に二塁打を許すなど2死一・三塁のピンチを招きます。すると小深田選手へ投じた5球目は、詰まりながらも中前適時打となり勝ち越しを許しました。
意地を見せたい打線は最終回、無死一・二塁の好機に1番清宮幸太郎選手へ。若きスラッガーの打球はフェンス手前まで飛びましたが、スタンドインとはならず右飛となりました。すかさず一塁走者の五十幡選手が二塁へスタートを切りましたが、まさかのタッチアウト。一瞬で勢いがしぼむプレーとなってしまいました。何とか追いつきたい場面でしたが、続く万波選手のバットは無情にも空を切ってゲームセット。東映フライヤーズ時代以来、54年ぶりのワーストに並ぶ6試合連続1点差負けとなりました。
オールスターまで残り3試合。いい流れで迎えるべく、ライオンズ戦での連勝に期待が掛かります。
先発投手コメント
加藤貴投手
<7回 111球 打者29 安打10〈本塁打1〉 三振3 四球1 失点・自責点2>
「初回から先制点をとられてしまい、失投でホームランも打たれ三者凡退もなく、チームに良いリズムを持ってくることができませんでした。中継ぎにも負担をかけ申し訳ないです。この後チームが勝てるように応援します」
新庄語録
「色々な策を練って考えてやってるんですけど、まぁかみ合わないですね。野村君は4番で勢いをつけさせたかったですが、ちょっと自分を見つめ直させたいですね」
ゲームハイライトフォト