

ゲームレポート



土壇場で追い上げるもあと一歩届かず、連勝は3でストップしました。
ファイターズ先発は、伊藤大海投手。前回登板はバファローズ相手に5回2被本塁打3失点で悔しさを滲ませており、リベンジを果たすべくマウンドに登りました。しかし、制球が定まらず、この日も苦しい投球となります。2回には3連打を浴びて先制を許すと、守備の乱れも絡み計3点を失います。また3回には押し出し四球を与えてしまい、キャリア最短の3イニングでマウンドを降ります。
それでも、バトンを引き継いだリリーフ陣は、5投手の無失点リレーで粘りをみせます。特に2番手で登板したジェームズ・マーベル投手は、2イニングを無失点で抑え、相手に傾きかけた流れを引き戻すピッチングを見せました。
打線は3点を追いかける2回、先頭の万波中正選手が出塁すると復帰後初スタメン組が続きます。6番野村佑希選手が左前打で繋ぐと、7番奈良間大己選手が左翼線への適時二塁打と敵失で2点を返します。さらに5回には、清宮選手が相手先発の山崎福投手から、前回対戦に続いてソロ本塁打を放ち1点差とします。また、万波選手は3打席目は凡退したものの、1、2打席目はヒットを放ち前日から6打席連続安打をマークしました。
勢いにのる打線は、最終回に追い上げます。代打郡司裕也選手が左前打で出塁すると、1番加藤豪将選手と2番松本剛選手が単打で繋ぎ、1死満塁のサヨナラの好機を迎えます。ここで打席には3番清宮選手が入り、球場はこの日一番の盛り上がりをみせました。しかし、若き主砲の打球は二塁手の正面に。無情にも併殺打に終わり、ゲームセットとなりました。
試合後は、エスコンフィールド初となる花火大会が開催。嫌な流れを吹き飛ばすように、6,000発の花火が夜空に舞いました。
明日の先発はポンセ投手。カード勝ち越しに向けて、2年目の助っ人右腕に期待が掛かります。
先発投手コメント

伊藤投手
<3回 80球 打者18 安打5 三振1 四球3 失点4・自責点3>
「今日は何もありません。チームに申し訳ないです」
新庄語録

「清宮君の最後の打球は紙一重。たらればになるけど、数ミリ下を打っていたら、右中間に強い打球が行ったかな。1点差で負けたけど、切り替えられるゲーム。明日、明日」
ゲームハイライトフォト