ゲームレポート
ファイターズは外国人助っ人が投打で活躍し、マリーンズ相手に今季初めてカード勝ち越しを決めました。緊急登板となったジェームス・マーベル投手が好投し来日初勝利をマーク。アリエル・マルティネス選手は2安打4打点でチームを勝利に導きました。
1点を追う3回、清宮幸太郎選手のタイムリーで同点に追いつきます。さらに攻め立て、マルティネス選手の2点適時打で勝ち越しに成功。奈良間大己選手がこの日2本目のタイムリーでリードを3点に広げました。しかし、その裏先発の上原健太投手が味方のエラーなどで無死満塁のピンチを招きます。山口選手の投手強襲の内野安打で1点を奪われ、打球が左手に当たった影響で降板となりました。このピンチで登板したのはマーベル投手。犠牲フライなどで2点を許しましたが、後続を打ち取って勝ち越し点は与えませんでした。
直後の4回、打線が奮起します。連打と四球で無死満塁。1死後、再びマルティネス選手が2点二塁打を放って勝ち越すと、野村佑希選手の犠飛で8点目を奪いました。マーベル投手は4回を三者凡退に抑えると、7回まで投げて無失点と試合を落ち着かせ、流れを大きく引き寄せました。9回はクローザーの田中正義投手が登板。一発は浴びましたが、リードを守り切り17セーブ目を挙げました。
ファイターズはシーソーゲームを制して2連勝。接戦を勝ち切る粘り強さが出てきました。ここまでリーグトップの防御率を誇ってきた投手陣を援護すべく打線が調子を上げてきています。野手たちは勝利にも浮かれず、試合後もバッティング練習に没頭する姿が見られました。慢心せず3連勝を目指します。
先発投手コメント
上原投手
<2回0/3 46球 打者13 安打2 三振1 四球1 死球1 失点5・自責点0>
「もったいなかったです。いい流れがこちらに来ていたのに、掴みきれませんでした。中継ぎには負担をかけますけど、打線の調子がいいので、必ず勝つと信じて応援します」
新庄語録
「今日はもう座っていただけ。選手を褒めてあげてください。マーベルが良かったね。打者が捉える手前でちょっとだけ動くのが良かったんでしょうね。本当にgood jobです」
ゲームハイライトフォト