ゲームレポート
2度リードはしたものの中盤の複数失点が響き、今季2度目の同一カード3連勝を逃しました。
ファイターズは1回1死二、三塁で万波中正選手が右前適時打を放ち、1点を先制。1-1と追いつかれて迎えた3回は、清宮幸太郎選手の犠牲フライで2-1と勝ち越しました。このリードで試合の主導権を握りたいところでしたが、先発の北山亘基投手がピリッとしません。直後に先頭打者を四球で出塁させると盗塁などで三塁へ進まれ、内野ゴロの間に同点とされました。
2-2の5回、この試合初めて先頭打者を打ち取り、リズムを掴むかと思われた北山投手でしたが、2死一塁から連続長打で2点を失い降板。続いてマウンドに上がった2番手山本拓実投手もタイムリーを許してリードを3点に広げられました。6回にはソロ2本を浴びて5点ビハインドとなりました。
一方的な展開になりそうでしたが、7回に打線が粘りを見せます。無死満塁のチャンスに、代打郡司裕也選手の右前タイムリーで1点を返すと、相手失策などでさらに2点を奪い、2点差まで詰め寄りました。その後は得点を奪えず逆転とはなりませんでしたが、相手の勝ちパターンを引っ張り出すなど勝利への執念を感じさせました。4日は本拠地に戻っての移動ゲーム。このカードで見せた打線の粘りと勝利を貪欲に追い求める姿勢を継続し、2カード連続の勝ち越しを狙います。
先発投手コメント
北山投手
<4回2/3 90球 打者22 安打6〈本塁打1〉 三振3 四球2 失点・自責点5>
「野手に得点してもらった後にすぐ失点をしてしまい、チームに良い流れを持ってくる事ができませんでした。次回に向けて自分を見直して調整したいと思います。チームの逆転を信じて応援します」
新庄語録
「この3連戦は1試合目も2試合目もいい勝ち方をして、今日の試合も諦めモードに入るところを何とか追いつこうとしていた。選手たちが心から野球を楽しんでやっている雰囲気が出てきている。今後の課題はエラーと見えないエラーなので、そこを何とかしていかないといけないですね」
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