

ゲームレポート



終盤に追いつくも、守備の乱れから勝ち越しを許し惜敗。カード初戦を落とし、チームの借金は19に膨らみました。
ファイターズは初回から動きます。この日猛打賞となった2番五十幡亮汰選手が中前打で出塁すると二盗に成功。この好機で5番万波中正選手が左前適時打を放ち、幸先よく先制します。若き主砲は、この安打で連続試合出塁を17に伸ばしました。
援護点をもらって先発マウンドに登ったのは、上沢直之投手。前回登板はホークス相手に7回6安打4失点と勝ち星に繋がらず、雪辱を期して登板しました。しかし、先頭打者本塁打を浴びるなど序盤から相手打線に掴まります。結果的に毎回出塁されながら6回4失点。今季ワーストの13安打を許しましたが、粘り強く投げて試合を壊さずリリーフ陣にバトンを託しました。
3点を追いかける打線は、アリエル・マルティネス選手がバットで貢献します。5回に適時二塁打で2打点、7回にゲッツー崩れから1点を奪って同点に追いつきました。しかし、試合途中から守りについた捕手でミスが続いてしまいます。同点で迎えた8回、1死1塁からウエストしたボールを取り損ねて盗塁を許し、勝ち越しの適時打に繋げてしまいます。続く1死三塁でも、スクイズを警戒して外したボールを捕球できず、2点目を献上。後続にも適時打を許し、この回一挙3失点となりました。
意地を見せたい打線は最終回、先頭の加藤豪将選手が出塁します。しかし、続くアレン・ハンソン選手の捉えた打球は、二塁手正面へ転がり併殺打に。そのまま反撃の勢いはしぼみゲームセットとなりました。
明日の先発投手は伊藤大海投手。直近の2試合は5回もたずに降板しており、その悔しさをぶつける投球に期待したいところです。
先発投手コメント

上沢投手
<6回 110球 打者31 安打13〈本塁打1〉 三振4 失点・自責点4>
「いろいろと考えながらのピッチングになりましたが、今日は完全に力不足です。この後、チームの逆転を信じて応援します」
新庄語録
「(上沢投手について)先発としていい仕事はできなかったけど、テンポはいつもより良かった。テンポのいいピッチングをしたら、打線が追いついてくれる」
ゲームハイライトフォト