

ゲームレポート



シーソーゲームの接戦を制し、今季5度目の3連勝。平日のエスコンフィールドでは、今季最多となる31,399人の声援が選手を後押しし、熱い勝利を届けました。
打線は初回、好調のアリエル・マルティネス選手から先制点が生まれます。1死一塁で迎えた場面、6試合連続となる安打を左翼線へ放ち、一塁走者の五十幡亮汰選手が一気にホームへ生還。マルティネス選手は打点も5試合連続に伸ばし、勝負強さをアピールしています。直後の2回に逆転を許しますが、その裏すぐさま加藤豪将選手の適時打で同点に追いつくと、再びリードを許した5回にまたもや反撃します。先頭の松本剛選手が右翼線を破る二塁打で出塁し、2死一、二塁のチャンスを作ると、万波中正選手が右前適時打を放ち同点。さらに2死二、三塁から上川畑大悟選手の勝ち越し2点適時打でリードを2点に広げました。7回にまたもや1点差まで追い上げられますが、その裏に万波中正選手が31試合ぶりの猛打賞となる適時打で突き放しました。
先発の加藤貴之投手は2回に味方のエラーが絡み失点するも、いつも通りテンポの良い投球でアウトを重ねます。5回にソロ本塁打で勝ち越しを許し5回2/3を3失点(自責点1)で降板。本人にとっては悔しい投球となりましたが、6月23日以来の白星となる6勝目をあげました。さらに9回、守護神を担う田中正義選手が節目の20セーブをあげました。新天地に移った今季、7年目にしてプロ初セーブ、初勝利をマーク。度重なる怪我に苦しんだ苦労人が、プロ入り後初めてフル回転の活躍で、チームを牽引しています。
8月も半分が経過し、7勝6敗と勝ち越し。直近の試合では中軸が機能し、得点力が際立ちます。明日は4連勝をかけて、コディ・ポンセ投手が先発マウンドに上がります。
先発投手コメント

加藤貴投手
<5回2/3 83球 打者23 安打6〈本塁打1〉 三振4 失点3 自責点1>
「味方が先に点を取ってくれたのに、申し訳ないです。球数も増えてしまい早い回で降板となり、リリーフ陣にも迷惑をかけます。この後ベンチでしっかり応援したいと思います」
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