

ゲームレポート



チャンスの数だけを比較するなら、ファイターズが上回った試合。先発の伊藤大海投手が8回完投し、被安打4の2失点にまとめたものの、反撃があと1点及ばず、連勝は5でストップしました。
この日の伊藤投手はストレートが走り、2回まで打者6人を打ち取る文句のない立ち上がりでした。しかし3回先頭の紅林選手に中越えソロを浴びると、7回にも中川圭選手に左翼席中段まで運ばれ、この時点で許した安打2本はいずれも本塁打という内容。調子がよかっただけに、悔やまれる結果となりました。
背番号17の力投に応えたい打線でしたが、バファローズ先発の山崎福投手の前に5回1死一、三塁や6回2死二塁の好機で後続が凡退。8回に3番手の阿部投手から万波選手の右前適時打で1点差に詰め寄るも、9回2死一、二塁で松本剛選手が右飛に倒れて同点機を逸しました。
ただ連勝こそ止まりましたが、前日の延長12回引き分けに続いて首位とがっぷり四つに組み合う戦いができています。少しでも上位との差を詰めていくためにも、今のいい状態を勝利に結びつけることが大事になってきます。
先発投手コメント

伊藤投手
<8回 打者30 安打4 〈本塁打2〉 三振7 四球2 失点・自責点2>
「(ソロ本塁打2本を浴び)2ボールにした時点で、カウントを取りにいかないといけない打者にうまくとらえられてしまった。そこはちょっともったいなかったかなと思います。ここ2試合はいい力感で投げられている。力を入れる、抜くタイミングがうまくいっていると思います」
新庄語録

「(連勝ストップにも)いいいい、全然紙一重ですよ。得点圏にいったら点数必ず入っていたら、面白くないでしょう。これが野球なんで。(伊藤投手は)3安打?4安打?上出来です。(9回1死から奈良間選手をそのまま打席に送って二塁打を放ち)あそこで代打を送る気は全くなくて。何かしてくれそうな雰囲気がだんだん出てきている選手だから。成長してますね」
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