ゲームレポート
郡司裕也選手が自身初の1試合2本塁打を放つなど効果的に得点を重ねたファイターズが、4試合ぶりの白星を飾りました。
ファイターズは初回、一挙4点を奪います。2番上川畑大悟選手が右中間を破る二塁打で出塁すると、続くアリエル・マルティネス選手が中越えの二塁打を放ち先制します。さらに清宮幸太郎選手が三者連続となる二塁打で続き2点目を追加。打線は止まることなく、2死二塁から郡司裕也選手が7月4日以来約2か月半ぶりの2号左越え本塁打を放ち、リードを4点に広げます。
2点差に追い上げられた6回、郡司選手のバットからまたしても一発が生まれます。初回と同じようにレフトに上がった打球は1試合2発目となるソロ本塁打。初回以来の大きな追加点となりました。選手たちが青春時代に目指した夏の甲子園は明日23日が決勝戦。その決勝カードは、郡司選手の出身高校である仙台育英高校と、高校受験で不合格になった慶応高校。郡司選手は後に慶応大学に進学しており、関係性の深い両校が日本一をかけて戦います。ヒーローインタビューでは「実質郡司対郡司」と後輩たちの快進撃に笑顔を見せ、一日早く豪快な2発でエールを送りました。
先発は前回登板で久しぶりの勝ち星を挙げ、波に乗りたい加藤貴之投手。初回と4回以外は安打を許し球数がかさみます。それでも要所を締め6回2失点。あとを継いだ4投手が無失点リレーで締め、加藤投手は7勝目を挙げました。
エスコンフィールドでの前回試合以来の勝ち星をつかんだファイターズ。ホームの声援を力に連勝を狙います。
先発投手コメント
加藤貴投手
<6回 94球 打者27 安打9 三振1 四球1 失点・自責点2>
「味方が先制してくれたのにすぐに失点をしてしまい、テンポも良くなかったことが反省点です。早いイニングでマウンドを降りてしまいリリーフ陣に申し訳ないです」
新庄語録
「(2本塁打の郡司選手について)いいですね。何が素晴らしいって、一発で仕留めるところが素晴らしいですよね。左ピッチャーに対して踏み込んで引っ張る技術はあるけど、右ピッチャーに対して引っ張れるかどうか楽しみですよね」
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