

ゲームレポート



ファイターズは清宮幸太郎選手が先制アーチを含む3安打2打点、投げては先発上原健太投手が6回2失点の好投でライオンズに競り勝ち、7月15日以来の5位に浮上しました。
勝てば最下位脱出というゲームで、主軸が存在感を示します。3番清宮選手がフルカウントから振り抜いた打球は右中間スタンドへ。「與座さんにはいつも抑えられていたので、一本出て良かった」という2年連続2桁本塁打となる10号ソロで先手を取りました。2回に逆転されましたが、すぐに反撃。3回2死二塁で、今度は4番万波中正選手が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、同点に追いつきました。
2-2で迎えた6回2死三塁、五十幡亮汰選手が粘って食らいついた打球は三塁線へ。三塁手が好捕するも送球より早く五十幡選手が一塁を駆け抜けて内野安打となり、勝ち越しに成功。五十幡選手の唯一無二の脚力がもたらした貴重な1点でした。さらに清宮選手のタイムリーも飛び出し、4-2とリードしました。
上原投手は力のあるストレートと変化球をコントロールよく投げ込み、6回2失点とゲームをつくって3勝目。7回以降はリリーフ陣がリードを守り切り、2カード連続の勝ち越しを決めました。これで8月は3試合を残して13勝9敗1分けで5月以来の月間勝ち越しとなりました。4位イーグルスとは4ゲーム差、クライマックスシリーズ(CS)圏内の3位ソフトバンクとは6ゲーム差。勢いに乗るチームは1試合1試合全力で戦い、上を目指します。
先発投手コメント

上原投手
<6回 89球 打者25 安打7 三振4 死球1 失点・自責点2>
「打たれながらもなんとか2点でしのぐことができました。四回の先頭打者へのデッドボールは反省します。四球が無かったのは良かったと思います。尻上がりに良いピッチングができました。チームが勝ち越してくれたので、この後しっかり応援したいと思います」
新庄語録

「(五十幡選手の内野安打で勝ち越し点)あれは五十幡君じゃなかったら、セーフになれない。(5位浮上について)徐々に徐々に上を目指していって。上にいるチームにとって、たぶん今のファイターズは嫌なチームだと思うし、やりづらいと思う」
ゲームハイライトフォト