試合情報

ファイターズは終始劣勢で一度もリードを奪えないままゲームセット。ホームゲームで4連敗を喫し、今季優勝の可能性が完全消滅しました。

先発は前回登板後に抹消され、さらには2日連続で試合が雨天順延となるなど、18日ぶりの登板となった加藤貴之投手。4試合連続で3点以下に抑えられている打線のためにも、ローゲームの展開を作りたいところでしたが、序盤に大量失点を許します。3回、先頭にソロ本塁打を浴びると、1死から3連打と2本目の本塁打を右中間席へ運ばれ、一挙5失点。この回以外は無失点に抑えただけに悔やまれるイニングとなりました。球数も増え、今季最短タイの5回で降板しました。

得点力の低いファイターズに重くのしかかった序盤の大量失点。なんとか反撃したい打線でしたが、4回までに放ったヒットは1本のみ。5回、ようやく万波中正選手の中前適時打で1点を返すと、7回には再び万波選手が右中間へ適時二塁打。ひとり2安打2打点と気を吐きますが、それ以上打線はつながらず、反対に終盤に追加点を許し、最後まで流れを変えることはできませんでした。

5位ライオンズとのゲーム差は2.5に広がり、リーグ最速でのV逸が決定したファイターズ。苦しい戦いが続きますが、残りの19試合で意地を見せたいところです。

加藤貴投手
＜5回　90球　打者21　安打5〈本塁打2〉　三振5　四球1　失点・自責点5＞

「粘り強く投げることができませんでした。逆転を信じて応援します」

「（優勝の可能性が完全消滅したことについて）仕方ない。実力がないということ。ここからどんどん成長していって、一気に化ける可能性もあるんじゃないかなというチームには間違いなくなっていると思うので。爆発を期待したいと思います」

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