ゲームレポート
投打がかみ合ったファイターズは、7月2日以来2ヵ月半ぶりにエスコンフィールドのデーゲームで白星を飾りました。
今季最多34,035人の大観衆に応える3連勝で、5カードぶりの勝ち越しを決めました。
ファイターズ打線が序盤から効果的に得点を重ねました。2回2死一、三塁の場面、奈良間大己選手が相手の意表を突くセーフティースクイズを決め先制点を奪うと、押し出し四球でさらに1点を追加。5回には先頭の万波中正選手が左前打で出塁すると、4番アリエル・マルティネス選手から松本剛選手、上川畑大悟選手、野村佑希選手の4連打と打線がつながり、5対0にリードを広げます。
先発は8月17日のマリーンズ戦で打球を受けて以来、1ヵ月ぶりのマウンドとなる高卒3年目の根本悠楓投手。小柄ながらキレあるボールを投げ込むサウスポーの投球スタイルは、相手先発ホークスの和田投手と重なる部分があります。20歳対42歳、球界の大投手との投げ合いに挑んだ根本投手は、制球に苦しみながらも力強い投球を披露しました。5回2/3を投げ、許した安打は2本。ホークスのクリーンナップから3三振を奪うなど自己最多の8奪三振で無失点に抑えました。今季前半は一軍登板がないものの確かな成長を感じさせる期待のサウスポーが、22歳差の左腕対決を制し、今季2勝目をあげました。
明日は今季最後のエスコンフィールドでのデーゲーム。1ヵ月ぶりの同一カード3連勝を果たし、残りホーム全勝へ弾みをつけたいところです。
先発投手コメント
根本投手
<5回2/3 98球 打者24 安打2 三振8 四球3 死球2 失点・自責点0>
「初回の立ち上がりは良かったですが、2回に変化球でストライクがとれずコントロールできなかった事が反省点です。3回以降は修正する事ができ、なんとかゲームをつくることができました。6回は投げ切りたかったです。(鈴木)健矢さんに感謝しています」
新庄語録
「(奈良間選手のセーフティースクイズについて)リチャード君が下がっていて、和田君が捕っても回転しないといけないし、エスコンは打球の転がり方も難しい。リチャード君の守備位置を見た瞬間にやろうと思いました」
ゲームハイライトフォト