

ゲームレポート



ファイターズはサヨナラ負けを喫し、2連敗。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅し、今季135試合目で5年連続のBクラスが確定しました。
打線は0−0の3回2アウトから万波中正選手がセンター前ヒットで出塁。続く2番細川凌平選手が右中間を破る二塁打を放ち、先制点を奪いました。
先発の加藤貴之投手は多彩な球種をコントロールよく操り、テンポよくアウトを積み重ねていきます。今季初めてバッテリーを組んだ田宮裕涼選手が2度、相手の二盗を阻むなど援護。二塁を踏ませない好投で6回無失点でマウンドを降りました。
1−0で迎えた7回にリリーフ陣がつかまります。2死二塁の場面で長谷川威展投手から山本拓実投手へスイッチ。しかし、山本投手が浅村選手に右越え適時打を許し、同点に追いつかれました。9回はショートのエラーで出塁を許すと、島内選手にサヨナラ2ランを浴びました。
打線は前日23日に続き、1得点と元気がありません。この日の黒星で今季のイーグルス戦の負け越しも決まり、2年連続でパ・リーグ全球団に負け越しとなりました。そんな中でも田宮選手が武器である強く正確なスローイングで存在感を示しました。相手の盗塁を3度阻み、7回に許した盗塁もタイミングはアウトでした。チームが強くなるために、今後も若手の台頭が待たれます。
先発投手コメント

加藤貴投手
<6回 78球 打者18 安打3 三振3 四死球0 失点・自責点0>
「田宮が良いリードをしてくれて、自分も乗っていくことができました。野手の皆さんにも助けてもらいました。本当に感謝しています。中継ぎ陣に負担をかけますが、この後しっかりと応援したいと思います」
新庄語録

「(Bクラスが確定したことについて)土台を作ることをやってきて、ラインアップを見ても(他球団と比較して)そんなに劣っていないと思う。あとは経験と、大事なプレッシャーがかかる場面でのミスを克服できれば、いい戦いができる。守備を徹底的に鍛えていかないと上にはいけない」
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