

ゲームレポート



1点リードで迎えた最終回に2被弾で逆転を許しサヨナラ負け。チームは今季80敗目を喫しました。
先発マウンドは地元九州出身の田中瑛斗投手。150キロを超える直球と多彩な変化球を駆使して、4回まで無安打に抑えます。5回に2安打を許して、失点しますが要所を締めて最少失点に留めました。24歳の右腕は、5イニングを2安打1失点と勝ち投手の権利を手にして、マウンドを降りました。
打線は、6番レフトで起用された田宮裕涼選手が指揮官の期待に応えました。2回に1死一塁から左中間を破る適時二塁打を放ち先制します。さらに、4回には2死一、三塁の好機に右前適時打を放ち、チームに流れを引き寄せました。プロ入り5年目の田宮選手は初のマルチ打点を記録しました。
最終回、この日5人目としてマウンドに登ったのは守護神の田中正義投手。古巣相手に今季25セーブ目を目指した登板でしたが、相手中軸に捉えられました。3番柳田選手に右越えソロを浴びて同点を許すと、続く5番中村選手の打球は無情にも右翼スタンドへ突き刺さりゲームセットとなりました。
明日の先発は上沢直之投手。今季最後の先発登板となる予定で、1年の集大成となる投球に期待が掛かります。
先発投手コメント

田中瑛投手
<5回 99球 打者20 安打2 三振3 四球3 失点・自責点1>
「初回の先頭打者から全てのバッターに対して、「最後の1人」というつもりでいきました。球数が多くなりましたが、最少失点で粘ることができたと思います。今シーズン最後の登板で出し切ることができたと思います。この後チームが勝てるように応援します」
新庄語録

「柳田君と中村君が素晴らしかった。田中(正義)君もいい感じでシーズンを終えるより、さらにレベルアップしないといけないという経験をさせてもらいましたね。田宮君、いいバッティングでした」
ゲームハイライトフォト