試合情報

前日に続き1点差ゲームとなったホークスとの今季最終戦は、田宮裕涼選手の逆転3ランでファイターズが白星をあげました。チームは、新庄剛志監督就任1年目の昨シーズンを上回る60勝となりました。

先発マウンドに上がったのは上沢直之投手。序盤から出塁を許しますが、要所を締める投球で6イニングを8安打3失点に抑え、先発投手として試合を作りました。プロ12年目右腕は味方の援護も受けて、今季9勝目を手にしました。

打線は相手先発石川投手から一発攻勢で得点を奪います。2回に、約3ヶ月ぶりの一軍出場となったアリスメンディ・アルカンタラ選手が右越えソロを放ち先制。さらに3回には、この日2番レフトで3戦連続のスタメン出場を勝ち取った田宮選手が無死一・三塁の好機に右翼スタンドへ運び、流れを引き寄せる3点を追加します。田宮選手は前日に続き、チャンスで結果を残しており、シーズン終盤に存在感を示しています。

7回からバトンを受け取ったリリーフ陣は河野竜生投手、池田隆英投手が無失点で凌いで9回の田中正義投手に繋ぎました。前日にサヨナラ負けを喫している田中投手でしたが、気迫の投球で一人も出塁を許さずに接戦を締めくくりました。守護神はこの日で25セーブ目をマークしました。

明日の先発投手は、来日6年目のブライアン・ロドリゲス投手。約4年ぶりの先発マウンドに期待が掛かります。

上沢投手
＜6回　103球　打者28　安打8　三振5　四死球0　失点3・自責点2＞

「なんとか最低限ゲームをつくることができたと思います。この後チームが勝てるように応援します」

「（逆転3ランの田宮選手について）いい打球打つでしょ。経験を積ませていけば、ものすごく楽しみな選手の1人。田宮君、細川君、清水君も戻ってきて。（若い選手たちが）アピールしてくれるのはうれしいですね」

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