公認野球規則が定める条項(競技場の設定)に違反がありましたES CON FIELD HOKKAIDO(以下、エスコンフィールド)について、現在の規格のまま改修を行わないことが決定しました。3月6日(月)に開かれた日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会におきまして、榊原定征コミッショナーから当球団が「ルール遵守の徹底とガバナンス強化」「野球振興への協力」を行うことを前提に、エスコンフィールドを改修せずに永続的使用を認めるという主旨のご提案がありました。当球団は球場を保有・運営する株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントとともに誠心誠意対応していく姿勢を表明し、コミッショナー案が全会一致で了承されました。
新シーズンの開幕、エスコンフィールドの開業を前に、榊原コミッショナーをはじめNPB、各球団の処置に対しまして心より感謝申し上げます。このたびは野球界に混乱を招き、ファンの皆様、関係各位へ多大なご迷惑をおかけしましたことを謹んでお詫び申し上げます。以後各種規則、規定、協約等の遵守をお約束し、魅力ある野球をファンの皆様に提供して球界の発展に尽くしてまいります。
エスコンフィールドが公認野球規則に抵触した問題における業務の進め方を深く反省し、以下の施策を実行してまいります。
1.株式会社北海道日本ハムファイターズおよび株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの役員における責任と権限を再確認し、コンプライアンスとガバナンスに基づく組織運営に向けて意識改革とコミュニケーションの強化を図ってまいります。
2.公認野球規則をはじめとする各種規則、規定、協約等の遵守はもとより、解釈が必要な場合は、NPB等関係各所に事前に相談し、合意形成を図りながら進めていくことを徹底してまいります。
3.2023年1月より、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの執行役員を増員し、責任と権限の適正配分を図りました。今後さらに牽制機能が有効に働く業務執行体制を敷いてまいります。
4.コンプライアンス経営を掲げるニッポンハムグループの一員として、両社においてルール遵守のための社内研修等による理解浸透活動を引き続き行います。
エスコンフィールドの建設を推進した株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの役員につきましては、ニッポンハムグループ内の懲戒処分ガイドラインに則り処分内容を検討し、日本ハム株式会社、並びに株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの役員会にて厳正に審議・決定しました。
エスコンフィールドの開業を機に野球振興への協力を目的として、一定金額をNPBへ寄付いたします。多くの子どもたちが野球に親しみ、裾野拡大につながる機会の創出、環境の整備等に役立てていただければと考えております。