他のセ・パ5カードより一日早く、ES CON FIELD HOKKAIDO(以下、「エスコンフィールド」)での東北楽天ゴールデンイーグルス戦でシーズンの幕開けを迎えた北海道日本ハムファイターズは、3月30日(木)の試合前に開幕セレモニーを実施しました。
オープニングは最新鋭の技術と設備を用いた照明・音響・プロジェクションマッピングで特別な空間を演出していきました。場内が暗転すると歌手の小柳ゆきさんが登場。札幌交響楽団生演奏のもと、「You Raise Me Up」を披露しました。続いて世界的な絵本作家・五味太郎氏が描いたアニメーションが大型ビジョンで展開され、子どもからボールを受け取ったダルビッシュ有投手(パドレス)が「世界がまだ見ぬボールパークを作ろう。2023プレーボール!」と宣言。北広島市内の小中高生が屋根に向けてランタンを放つと、ガラスウォールの外で花火が打ち上がり幻想的な雰囲気を醸し出しました。画面はロッカールームに切り替わり、松本剛選手会長のこの世界一の球場でプレーできることに喜びを感じて、とにかく全力で戦いましょう。今日勝たないと男じゃないと思うので、勝ちに行こう」と士気を高め、全員が次々とグラウンドへ向かって行きました。
始球式では栗山英樹前監督が投手、トレイ・ヒルマン元監督が捕手を務め、打席には梨田昌孝元監督が入り、伝統を紡いできた先人への敬意を表しました。ここにたどり着くまでの足取り、労苦をファンの皆様と共有し、北海道で節目となる20年目のシーズンへ踏み出しました。
エスコンフィールドは素晴らしい球場だと心から思います。私はこれまで3か国でコーチをし、数多くの球場を目にしてきましたが、ここまで素晴らしい球場は初めてです。始球式は、梨田さんと私との間で、ぜひ栗山さんに投球していただきたいという思いがありました。栗山さんは10年間ファイターズで監督をし、WBCでも日本を3度目の優勝に導いた素晴らしい監督なので、ぜひ始球式で投球していただきたいと、梨田さんと私の間でシークレットとしていました。結果として栗山さんに投球いただき、球場にいらしているファンの皆さまにも喜んでいただけたので、私もうれしく思います。
新球場の始球式に呼んでいただき、光栄です。素晴らしいスタジアムだし、世界一のボールパーク。ダグアウトやグラウンドから見える景色もよかったです。世界一になった栗山監督に投げてもらおうと、ヒルマンさんと話していました。北海道日本ハムファイターズの歴代の監督が集まって、こういう時間を過ごせて最高に楽しかったです。
雰囲気が素晴らしかったですね。歴代の監督たちと一緒に、この場に立ち会えて感謝しています。僕が投げるのは全く知らずびっくりしました。マウンドに立って、ファンの方の温かい雰囲気をすごく感じられました。この球場で戦える選手たちは幸せ。ここで野球の素晴らしさを伝えていってほしいですし、世界一の球場になってほしいです。