2023/07/12 (水)
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北海道南西沖地震から30年「いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会」を実施

北海道日本ハムファイターズは7月11日(火)、SC活動の読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の一環で、「いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会」を開きました。1993年7月12日に北海道南西沖地震が発生して今年で30年。防災教育の必要性が高まる中、当時奥尻町で受けた大津波の体験を「語り部」となって伝えている北海道防災教育アドバイザーの三浦浩さんを招き、上沢直之投手も参加してFAVメンバーの親子25組50人に向けて三浦さん原作の絵本を朗読しました。

いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会01

いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会02

いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会03

<HOKKAIDO 20th MEMORIAL SERIES>限定イベントとして開催。15歳の夏に大津波で被災した三浦さんは、家具の下敷きになった祖父を助け出し、祖母と3人で必死に高台を目指して九死に一生を得ました。この日は自らの体験を題材にした「あの坂へいそげ」を紙芝居で披露。「地球は私たちと同じ命なんです。災害と言われるものも地球の一つの動きであって、その中で人間は自ら命を守ることを考えて行動すべき」と訴えました。

上沢投手は、海水浴中に地震と津波に襲われた動物たちが身を守る様子を描いた三浦さん作の絵本「いのちのやくそく」を担当。自宅で2人の子ども相手に練習してきた成果を発揮し、抑揚の効いた優しい口調で読み上げました。読み終えて「絵本からでも心がけることを学べると思いましたし、野球も災害も準備が大切だと改めて感じました」と振り返りました。

いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会04

いざ!という時に備えて ファイターズ絵本読み聞かせ会05

最後に「必ず命を守る5つの約束」として「もつな」「もどるな」「よるな」「さがすな」「まつな」と記した三浦さん作成のステッカーを、上沢投手と三浦さんがご観覧者全員にプレゼントしました。ファイターズは今回のようなイベントを通じて災害の記憶を伝承し、過去の教訓をもとに防災、減災への意識を高めていくほか、有事の際に北海道ボールパークFビレッジが地域社会の中核施設として機能するよう防災設備を整えていきます。

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