北海道日本ハムファイターズでは北海道内の子どもたちが安全で快適にプレーできる環境を整えるため、「ファイターズ基金」から工費の一部を寄付し、自治体や球場管理団体、施設利用者、地元企業などと共同で少年野球場を修繕、整備していく「ダイヤモンド・ブラッシュ」プロジェクトを2019年に立ち上げました。
このほど2023年度の対象球場の一つに選定していた西岡中央公園少年野球場(札幌市豊平区)の改修が終了し、7月29日(土)に落成記念式典が開かれました。北海道日本ハムファイターズの田中賢介スペシャルアドバイザー(SA)をはじめ、同球場を活動拠点にしている申請団体の西岡スターズやプロジェクトサポーターの皆様が出席。改修作業最後の工程として田中SAがバックネットフェンスの仕上げ塗装をし、テープカットや記念撮影などで完成を祝いました。
元々多目的広場として市民利用されていたグラウンドを2004年、少年野球用に整備。週末ごとに豊平区のみならず全区の主要大会も開かれてきましたが、経年劣化でグラウンドが硬くなり、外野芝もところどころえぐれているなど、安全性への懸念が大きくなっていました。そこで今回、内野部分を全面黒土に入れ替えてグラウンド状態を大幅に改善したほか、ベンチやバックネットを塗り直すなど小学生が自らの手でリニューアル。プロジェクトサプライヤーの株式会社カナテックから用具を入れる倉庫をご提供いただいたほか、修繕作業への参加や資材提供などで各団体・企業のご支援、ご協力がありました。
田中SAは「近くにはアスレチックパークもオープンして、このエリアで子供たちがすくすくと育っていってくれることを願っています。選手のみんなにお願いしたいのは、野球ができることを当たり前だと思わず、支えてくれる人へ感謝の気持ちを言葉で伝えてください」と挨拶。始球式では前口栄飛投手と対戦し、2打席凡退する一幕もありました。選手を代表して西岡スターズのキャプテン、山田耀翔選手から「以前はマウンドがすぐへこんだり、ボールが変な跳ね方をしてうまく捕れないということがありました。素敵な球場に生まれ変わり、野球が大好きな仲間たちといっぱい練習して、ファイターズの選手になれるよう頑張ります」とお礼の言葉がありました。