北海道日本ハムファイターズでは本日1月6日(月)、中日ドラゴンズから加入した福谷浩司投手がエスコンフィールドHOKKAIDOで入団記者会見に臨みました。背番号は「41」に決定。会見の冒頭に「ドラゴンズに入団したのは12年前でしたけれど、その時とはまた違った緊張感です。すがすがしいですけど、どこか不安で」と率直な気持ちを語りました。
国内FA(フリーエージェント)権の行使後、複数球団からオファーを受けていた福谷投手。ファイターズを選んだ決め手について、「1番の理由は、理解できなかったことです。最初にオファーいただいた時は『どうして?』と正直に思ってしまったのですが、その後交渉する中で、色々な熱い思いを受けました。自分で理解できることって自分の世界の中でしかないので。周りの方に評価していただいて、自分のことをあらためて君はこういう選手だって言っていただくことで、そういう見方なんだ、と感じられたことがうれしかったです」と明かしました。同席していた栗山英樹CBOは「本人が感じている福谷像ではないピッチャー像を我々は持って、いろんな分析を含めて、チームとして提示させてもらった。そこがもし引っかかってくれたのであれば、それはすごくいいことだし、それこそファイターズのチーム力という風になっていく」と交渉の手ごたえを話しました。
希望の起用法について聞かれた福谷投手は、「ないです。求められていることがうれしいので。少しでもプレーでチームに貢献したい。ファンの皆さんに早く名前と顔を覚えてもらって、一緒に戦いたいという方を増やしていければと思います」と抱負を語りました。
会見中も終始落ち着いた様子の福谷投手。今季プロ13年目を迎えるベテラン右腕は、新天地でも貪欲に成長を続け、活躍することを誓いました。