北海道日本ハムファイターズは本日9月22日(火・休)、今シーズン限りでの現役引退を表明していた中島卓也選手の引退会見と引退セレモニーを実施いたしました。
試合前、引退会見に出席した中島選手は18年間のプロ野球人生を振り返り「本当に18年間やってきて、ファイターズのユニフォームを着られてよかったです。濃い18年間でした」と話しました。
2008年ドラフト5位指名を受けて福岡工業高校から入団。2016年は全試合出場を果たし、リーグ優勝と日本一に貢献。不動の遊撃手として一時代を築きました。「(日本一は)今までの野球人生で一番うれしかったです。ショートで出続けて本当に自信になりました」。

近年は若手の台頭で出場機会が減少する中でも、常に準備を怠ることなくファームでの時を過ごしてきました。引退を決断するまで、迷いや葛藤があったと言います。栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーらに相談した際には「ここまで良くやってきた」など声を掛けられ、「ウルウルした」と引退する実感が押し寄せてきたようです。
花束贈呈には「カルガモ隊」の一員として中島選手を慕う内野手の後輩、奈良間大己選手と細川凌平選手がサプライズ登場。「周りの人に恵まれた野球人生でした。自分で決めたことは、最後までやり続けると決めてやってこられた」と振り返りました。引退試合に向けて「最後まで自分らしく。『粘り』(代名詞であるカット打法)だけはやめておこうと思います。試合が長くなってしまうので(笑い)」と笑いを誘いながら、現役ラストゲームに臨みました。

現役ラストゲームは東北楽天ゴールデンイーグルス戦。シートノックでは内野を守る選手全員が「カルガモ隊」に入隊し、親ガモである中島選手に連なって動きを真似するシーンで球場を沸かせました。ファーストピッチでは長男が投げたボールを中島選手がキャッチ。和やかな雰囲気に包まれ、プレーボールを迎えました。


試合には「2番遊撃手」で先発出場し、「3番中堅」には「ハルタク」の愛称で共にチームをけん引してきた西川遥輝選手が入りました。2点を追う5回無死二塁では、持ち味の俊足を生かして一塁内野安打。一塁ベース上で瞳を潤ませる姿もありました。7回まで守備に就き、18年間のプロ野球人生にピリオドを打ちました。
試合後に行われた引退セレモニーでは、ルーキーイヤーから恩師として慕ってきた三木肇氏からのメッセージに涙を流す姿も。スピーチでは「18年間、ファイターズのユニフォームを着てプレーできたことを本当に誇りに思います。1つ1つの出会いがあったからこそ、18年間プロ野球を続けてこられました。これからもファイターズを応援お願いします」とファンに思いを伝えました。

セレモニーの最後、プロ1年目に二遊間を組みたいと熱望していた田中賢介スペシャルアドバイザーとノックを受けて「4-6-3」を完成させると、笑みをこぼしました。
「努力」を体現してきた中島選手が、すがすがしくユニフォームを脱ぎました。
