2016/09/16 (金)
コミュニティ

外国人4選手が出演した英語教育補助教材を全道の小学校へ提供

北海道日本ハムファイターズでは、企業理念に掲げる「Sports Community」を実現させるため、スポーツを取り巻く環境を整え、地域社会の未来を創造していくことを目的に「SC活動」を推進しています。

このたび、北海道日本ハムファイターズのブランドン・レアード選手、ルイス・メンドーサ投手、アンソニー・バース投手、クリス・マーティン投手の外国人4選手が出演した小学校英語教育の補助教材を作成し、その映像コンテンツを北海道教育委員会、札幌市教育委員会と連携して全道の小学校に無償提供する球界初の試みを行います。映像コンテンツは全国の公立小学校で使用している文部科学省が作成したテキスト「Hi,friends!1」(小学5年生向け)、「Hi,friends!2」(小学6年生向け)の内容に沿って、4選手がテキスト中の例文や単語などを復唱。音楽のリズムに合わせて英文を読む「Let’s Chant」では、軽快に歌うレアード選手、バース選手の様子が収録されています。

また本日9月16日(金)北広島市立双葉小学校におきましてレアード選手が小学6年生66名を対象にALT(外国語指導助手)として教壇に立ちました。Lesson5「行きたい国を伝え合おう」というテーマで「Where do you want to go ・・・?」「I want to go to ・・・.」という構文を使ったやり取りを実演しました。授業を受けた生徒は「本物外国人の発音は違っていたし、楽しく勉強ができました」と喜びの表情を浮かべます。初授業を終えたレアード選手は「この授業が勉強の手助けになっていれば嬉しいです。動画がきっかけで英語に興味をもってくれるのであれば、何枚でも動画を作ります」と意欲を見せました。

北海道教育委員会 柴田達夫教育長コメント
「このたび、地元北海道の球団である株式会社北海道日本ハムファイターズの御協力をいただきながら、北海道の小学校の子どもたちのために、外国語活動などの授業で活用できる英語教育補助教材を道内全ての小学校に提供していただけることになりました。道教委といたしましては、北海道の子どもたちが国際社会の一員としての自覚をもち、主体的に行動できるようにするためには、英語によるコミュニケーション能力を高めていく必要があると考えております。この英語教育補助教材を積極的に活用し、北海道の子どもたちがファイターズの選手を身近に感じながら、一層意欲的に外国語活動に取り組むことを期待します」

文部科学省が発表した2015年度の公立小中学校の「英語教育実施状況調査」では道内中学3年生の英語力は全国で44位(英検3級以上を取得している及び相当の英語力を有すると思われる生徒の割合)、高校生は同39位(英検準2級以上を取得している及び相当の英語力を有すると思われる生徒の割合)。一方で北海道経済部によると2015年度の来道海外客数は前年比35%増の208万人で過去最高を更新しました。2017年冬季アジア大会、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、北海道における外国語の必要性はいっそう高まる見込みであり、本教材は英語に対する興味を喚起する目的で制作いたしました。実施後は各教育委員会を通じて教育現場からのフィードバックをもとに次年度以降の取り組みを検討してまいります。

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