2008.03.30 SUN
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■広報レポート <「ファイターズらしさ」とは>

 ファイターズらしさを欠いている。3回表。先頭の糸井、金子が連続ヒットで1,2塁。少ない好機をモノにする意識が出来ているはずの次打者・森本が、あっさり送りバントを失敗。強攻のあと遊ゴロでランナーは進塁出来ない。続く田中賢も凡退ダブルプレーで、あえなく得点チャンスを逃した。稲葉の本塁打で1点を取るも、その後はチャンスらしいチャンスもなく、試合が淡々と進み終わってみれば1-3。2試合連続ホームランのみでの得点でイーグルスに連敗では、あまりに寂しい。

 グリンは4回まで、悪いなりに試合を作っていた。それが5回の先頭打者を歩かせたことでリズムが狂い始める。不用意なボークがからみ、グリン自らのまずい守備が重なって最後はフェルナンデスに2点タイムリーを献上し、力尽きた。グリンの悪いパターンがそのまま出てしまった内容に、梨田監督もベンチ裏で注意を促した。「せっかく持ちこたえていたのに、自分から気持ちを切らしてしまってはいけない。ボークの判定に怒っても、損をするだけだ。」ロッカーで我にかえったグリンは大いに反省していたが、感情のコントロールを制御しない限り、今日のようなゲームが続いてしまいかねない。

 試合前、選手たちはテレビで高校野球を観戦していた。ダルビッシュが、「高校野球はいいですね。全員が必死で戦っているからですね」と話す。今のファイターズに必要なのは、最後まで勝負にくらいついていく粘っこさに他ならない。皆、最後まで諦めない高校野球を経験してきたではないか。ひとつのバント、ひとつの守備を大事にする…まずはそこから立て直していくべきだろう。球界史上、最低のチーム打率で昨年は優勝したのだ。まだ始まったばかりだ。

■グリン投手 <6回、打者28、球数100、被安打9、四球2、三振2、失点3、自責点2>

「5回、高須選手の打球をうまく処理できなかったのが本当に悔しいです。それ以上に、次打者フェルナンデス選手をしっかり抑えなければいけなかった。冷静に投球することを心がけましたが、あとひと押しが足りません。悔いの残る登板となりました。」

■梨田語録

「本塁打で点をとることは、それはそれで悪くない。ただ今日は打線のつながりが欲しかったね。バントの失敗、失策併殺とチャンスを生かしきれなかったね。グリンは球自体決して悪くなかったけれど、5回のボークをとられてからペースを乱したね。全体に言えることだけれども、早めに点をとってピッチャーに余裕をもって投げさせる打線の援護が必要だね。どうしても緊迫した展開になると、抑えなければいけないと力んで、本来の投球がここ数試合出来ていないのが敗因ですね。まだまだ始まったばかりだけれども基本的なミスは早急に修正する必要があるね。とにかく気持ちを切り替えていくしかないね!!」

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