2008.04.10 THU
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■広報レポート <計算された白星>

ヒーローインタビュー

 エース同士の息詰る投手戦は7回に1点の援護をもらったダルビッシュに軍配が上がった。「点が入ってあれで勝てると思いました」とお立ち台の台詞も憎い。わずか95球、2時間8分の独り舞台。一通り取材を終えると、背番号11はユニホームのままロッカールームの卓球台に向かい、スタミナ面の余裕をうかがわせた。

 4回までの投球を見た厚澤投手コーチは「三振を狙っていない。完投する組み立てだよ。」と予言していた。豊富な球種を有するゆえ、自然と球数がかさむが「遊び球がない。監督から完投しろといわれてスタイルを変えられるんだからね。」とうなった。2連投中だった武田久、MICHEALに休息を与えたかったベンチの思惑に見事応えてくれた。

 そのダルビッシュに報いようと、打線で突破口を開いたのは森本。7回先頭でチーム初安打となる中前打を放ったが、初回の第1打席で痛烈な一塁ゴロを放ってベンチ裏に下がった時に「いつもこういうことは言わないけど、何かつかんだ。」と話していた。しびれるような試合展開も結末をイメージできていたかのような戦いぶり。あすからの遠征へ、いつもはあわただしい荷物出しの光景もゆったりと時が流れていた。

■梨田語録

力強いダルビッシュのピッチング

「今日はダルビッシュに全幅の信頼をおいていましたし、こちらの期待通りの申し分の無い投球内容だったと思います。台所事情で、今日は連投続きのブルペンを休ませることが出来た意味でも非常に大きな1勝ですね。テンポ・リズムともに両投手良く、予想通りスピーディーなゲームだったと思います。完投することを自ら考え、力でねじ伏せる三振奪取の投球から、打たせて取る“大人のピッチング”をしたダルビッシュの投球術の幅の広さを感じた試合ですね。投手戦でE岩隈も負けず劣らずの投球内容だったので、ともすれば力対力に走り勝ちのところを、本当に自分のペースで投げてくれましたね。7回、稀哲の初ヒット、賢介の犠打でつかんだ唯一のチャンスで、スレッジが追込まれながらも左犠飛で得点出来たのは大きいね。1安打で1点ですから!同一カード3連勝は滅多にあることではないれども、本当にこの3連戦は紙一重でしたね。初戦の7点差を逆転した勢いを持続したFの選手のがんばりの勝利だと思いますよ!!ただ野球は何が起こるか判らないので、明日からの遠征も気を引き締めて臨みます!!」

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