2008.05.31 SAT
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■広報レポート <中継ぎの醍醐味>

大声援に手を振る投手三人衆
お立ち台でガッツポーズの投手三人衆

 バックスクリーンの右から一塁側内野席までタイガースファンで黄色く染まり、地鳴りのような応援が鳴り止まない。札幌ドームでは珍しい光景にも宮西の心は乱れなかった。1失点で好投したスウィーニーから逆転した直後の8回にバトンを受けると、鳥谷からの3人を切れのよい球できっちり仕留めた。JFKという日本屈指の救援陣に出る幕を与えなかったルーキーは「MICHEALさんがいない中、いい場面を与えられて気持ちも入っていました」と自信に満ちた表情で話した。

 兵庫・尼崎で育ち、大学も神戸。タイガースのお膝元で暮らしてきただけあって「最後、野口さんを打席に迎えた時は同じ応援歌を使っていた友達のことを思い出しました」という。登板は21試合を数え、どんな舞台に立たされても自分らしさをマウンドで表現できるようになった。

 関学大では先発一筋で中継ぎの経験は全日本でわずかしかない。シーズン序盤は武田久と夜食事に出かけ「体の準備は出来ていても心は全然できていない」と一喝された。当初はブルペンでコーチから指示を受けてスイッチを入れていたが、今では出番を逆算し気持ちを高められるようになった。

 北海道の大自然にひかれ、ロッククライミングにもチャレンジしたい夢を持つ。「野球をやっているうちは無理ですよね」。険しい断崖のように立ちはだかる相手バッターを打ち取っていくことこそ、今の宮西には痛快なはずだ。

■スウィーニー投手 <7回、打者23、球数114、安打3、四球0、三振3、失点1、自責1>

7回、3安打1失点

「今日は自分の描いていたものに近い投球が出来ました。ゆえに9回まで投げきりたかったのですが…新井選手へのホームランは失投。残念です。しかし、直後に点をとってくれるとは、本当に頼もしいチームメイトです。」

■梨田語録

好投のスウィーニー投手を迎える梨田監督

「F先発スウィーニーは非常にテンポ良く、特にT赤星の粘りにも負けずに、打者に向っていく気迫溢れる投球内容でしたね!!セ・リーグ首位の阪神タイガース1番打者として、ここ最近調子の良い赤星を抑えてくれた事が今日の勝因ですね!!1点こそ取られましたが、調子良く投げていたので8回位まではと思っていましたが、7回裏逆転をして白星も付けられたので、8回以降は継投に踏み切りました。7回スレッジの同点打で札幌ドーム全体が大歓声に包まれて『ホームに戻って来た!!』と改めて実感させられました。ありがたい事ですね!!継投の宮西・武田久も低めに球を集めて、丁寧なピッチングが光りましたね!!ただ正直なところ交流戦に入ってからも、まだまだ『勝利の手ごたえ』を感じるまでいっていないのが本音ですので、明日からも気を引き締めて1戦1戦試合に臨みます!!」

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