2008.07.01 TUE
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■広報レポート <頂上対決>

2回、5号ソロHRを放つ高橋選手
二塁打で出塁し、OK!森本選手

 6回に逆転3ランを放ったG.G.佐藤は「届け、洞爺湖サミットへ」と北海道をフランチャイズにするファイターズのお株を奪った。1ゲーム差で迎えた首位決戦第1ラウンドは、中盤までシーソーゲームを演じたもののライオンズ打線の猛打に圧倒されてしまった。

 しかし一方的に押し込まれた序盤、すぐさま土俵中央に寄り返してプライドを見せた。5点を追う2回だった。高橋の左翼ポールを巻く5号ソロをのろしに、左足付け根痛から復帰4試合目の金子誠の中前タイムリー。左手甲骨折から戻ってきた森本が四球を選んでつなぐと高口、稲葉の連続2点打が飛び出し逆転した。このイニングが始まる前、梨田監督が異例の早いタイミングで円陣を組んだことにナインが発奮。北海道洞爺湖サミットの開幕を6日後に控え、ラインアップに“首脳”ならぬ主軸が全員顔をそろった前での指揮官のゲキに稲葉は「みんなの気持ちが入った」と振り返った。
 
 とりわけ元気印のひちょりが復帰し、一段とベンチは明るくなった。真っ黒に日焼けした顔で「すぐに白くなっちゃうから、チョコボールみたいなうちにたくさんのお客さんに見に来てほしい」と周囲を笑わせた。だが自ら不在の1カ月間、糸井や紺田がその穴を埋めただけに笑顔の下には必死さも潜む。
 
 チームにはうれしい話題も舞い込んでいる。7月6日に米国のブッシュ大統領が62回目の誕生日を日本で迎える。ホワイトハウスから在札幌米国領事館に「野球好きの大統領に北海道日本ハムファイターズのグッズを贈ってもらいたい」と連絡があり、球団に協力を仰ぎたいという。昨年までのリーグ2連覇は海を渡ってとどろいている。すぐそこに見えているサミット(頂点)。2ゲーム差に開いたとはいえ、十分手の届くところにある。

■スウィーニー投手 <5回、打者26、球数118、安打7(本塁打1)、三振4、四死球4、失点5、自責5>

5回、5失点

「今日は自分自身でも落胆の投球内容でした。もう少し思ったところにコントロールが出来ていれば違う結果になったでしょう。僕の失点を取り返してくれた打線には感謝しても感謝しきれない気持ちです。」

■梨田語録

スウィーニー投手を迎える梨田監督

「F先発スウィーニーは初回2アウト後、四球、本塁打と初めてと思えるくらい、悪い立ち上がりでしたね…。5点差となった2回裏、全員がつなぎの野球で、大逆転したものの、次の1点が遠かった…。膠着状態の中、重い雰囲気の試合展開になってしまいましたからね…。終盤8回、何とか1点をもぎ取ったので、これが明日、明後日の試合につながれば…。今はもう気持ちを切り替え、全員で明日の試合に全力を尽くすのみです!!」

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