2008.07.06 SUN
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■広報レポート <大平原を舞ったものは…>

炎天下、びっしり埋まった帯広の森野球場

 試合後のロッカーでアイシングしながら鶴岡は唇をかみしめながら何度も首を横に振った。年に1回の帯広開催。十勝の空に8本ものアーチが飛び交う乱打戦は、6本塁打を喫したファイターズの力負け。女房役の背番号64にはほろ苦い一日となった。

 スコアボードに掲げられた旗は常時左から右へなびいていた。中学校でシニアリーグに入り、野球を始めたころから捕手一筋の鶴岡は「初めは嫌でしたけれど、みんなが僕のほうを見て守るポジションはやりがいがあります」と話す。はためくチャンピオンフラッグをただ一人見ながら守る立場だけに「相手がうまく打ったのもあったとはいえ、慎重に行くべきところもあった」と悔しさを刻み込んだ。

 前日、釧路からのバス移動中、帯広の手前でタンチョウのつがいが優雅に舞う光景があった。「鶴ですからね。僕が見落とすわけないでしょ」と話し、縁起のよさを感じていた。道東シリーズ連勝へ、吉兆になると思われたが、大空を打球までもが気持ちよく飛ぶことは予想しえなかったのだろう。高橋不在の今、正捕手として成長していくにはこういう試練も必ず財産になる。

■武田勝投手 <5回、打者24、球数83、安打7(本塁打4)、三振1、四死球2、失点4、自責4>

5回、4失点

「一輝選手の最初のホームランで相手に勢いをつけてしまいました。打たれたのはすべて自分の失投です。早いカウントで簡単にストライクを取りに行き過ぎました。暑さは気になりませんでしたが、風が流れている方向に持って行かれたのは反省しなければいけません。」

■梨田語録

試合前に握手する両監督

「今日は風もあったけれども、F投手陣全体に言えることだが、ちょっと球が高かったね…。ソロ本塁打5本、ただ7回の3ランは効いたね…。今日はBsの長打に敗れはしましたが、超満員の帯広のファンの皆さんの大きな声援で、選手達も最後まで諦めない野球は出来たと思います。新外国人選手のボッツも近々上がって来るし、今日初打席の市川も結果は三振でしたが、最後まで良く喰らい付いていったと思います。この後、また千葉に遠征と厳しい状況に変わりはありませんが、あまり先の事は考えず、次の一戦に集中したいと思います。」

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