2008.07.20 SUN
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■広報レポート <準備>

 6月28日。7月6日。そして今日7月20日。この約1ヶ月間で、同じ投手に3度も白星をプレゼントした。今季6勝目をあげたバファローズ先発・金子。その勝ち星の半分が、ファイターズから獲得したものだ。「もう何度も対戦しているから」という打撃コーチ判断のもと、一昨日の野手ミーティングでビデオチェックした以外、金子に関して話し合いの場は持たれなかった。我々が相手を熟知しているということは、金子もファイターズ打線を知り尽くしていることを意味する。一概に準備の違いは計れないが、同じミスを繰り返すのは、ここ数年のファイターズらしくない戦いぶりだ。

 東京~神戸~大阪へ連日の移動、北海道にはない暑さが影響したのか。いつもは笑いの絶えないクラブハウスにも活気が感じられない。間もなくオールスターの折り返し地点を前に、選手たちにも少し、疲れが見え始めた。「条件はどのチームも同じ」と言えば、その通りだと切り返すしかない。しかし、東京にもホーム試合を抱えるファイターズにとっては決して楽な日程ではないもの確かだ。8月にいたっては、札幌ドームでたったの4試合しかない。しかも前後に移動日は設定されておらず、選手たちはコンディション維持に細心の注意を払うことが強いられる。7月22日からの8連戦は、絶好調のマリーンズを皮切りに首位ライオンズ、ファイターズを1ゲーム差で追うホークスとの対戦。間違いなく、ここが今シーズンで最初のヤマ場となるだろう。乗り切り方次第で、今後の浮沈が大きく影響される可能性がある。

 6回を終って降板した武田勝は、アイスバッグを肩、肘に巻いてもらうと、すぐにロッカーへ向かった。早速、モニターでバファローズの各打者を確認。試合のビデオ撮りをしている斉藤打撃投手からもアドバイスをもらった。すでに、次回登板への準備を始めた。限られた条件の中で、最大限の準備をし、戦う。ファイターズに出来ることは、それしかない。

■武田勝投手 <6回、打者28、球数105、安打8、四球2、三振3、失点4、自責3>

「初回、遅い球が高めに行ってしまい、そこを狙われてしまいました。立ち上がり慎重にいけなかったことを反省しています。」

■梨田語録

「初回の4連続2塁打で、あっという間の4点でしたね…。その後は何とかしのいでくれただけに、もったいなかったですね。球が若干高めに浮いていたのと、勝はテンポの良い投手なので、相手もそのリズムにうまく乗って、つないできましたね。稲葉の状態は上向きであることには間違いないが、今日は打って守ってだっただけに、明日以降どれだけ疲れが残るかで今後の起用方法を考えたいですね。特にこれから連戦が続きますし…。Bs金子には3連敗となりましたが、前田の好リードと、140km後半のキレのあるストレート、チェンジアップ、また時折投げる大きなカーブが好投の要因だと思います。とにかく苦手な投手をつくってはいけませんので、次回は必ず攻略したいですね!!」

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