2008.08.26 TUE
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■広報レポート <マリーンズに快勝>

 1点差の勝利は、何と7月25日のライオンズ戦以来。ファイターズは、約1ヶ月ぶりに接戦を制し、貯金を1とした。

 先発のスウィーニーは、2回に連打で2点を先制されたものの、3回以降は相手打線をわずかヒット1本に抑える相変わらずの好調ぶりを見せつけた。前回登板の8月17日は、球数151球の熱投で完投勝利。「こんなこと、もう二度とないよ」と、記者の方にお願いをして記念に翌日の新聞を分けてもらった。しかし、今日もその熱投にせまる137球を投げ込み、降板後のベンチでも涼しい顔。8回、マウンドを建山に託すときも「まだいける余力が十分、あった」と言うから驚きだ。100球を目処に交代することが決まりごとのようになっている外国人選手の中では、極めて稀なことだ。8連戦の初戦を思うと、少しでもブルペンに休息を与えることがスウィーニーに課せられた仕事だったが、ただの勝利以上の期待に応えた。

 打線も奮起した。スウィーニーに劣らぬ出来だったマリーンズ先発・渡辺俊介を打ちあぐみ、5回まではチャンスらしいチャンスなく、このままズルズルいくのではとベンチのムードも暗かった。しかし、6回。先頭の森本が四球で出塁すると状況は一変した。田中賢介、稲葉、小谷野の連続安打で逆転。少ない好機にたたみかける攻撃が得意だった昨年を思い出させるような盛り上がりで、渡辺俊介をマウンドから引きずりおろした。

 1点差の9回は、MICHEALがいきなり先頭打者に2塁打を許すと続くサブローもピッチャー強襲のヒット。無死1,2塁で一打逆転とハラハラさせたが、何とか後続を断ち切った。僅差の勝利に、ベンチはサヨナラ勝ちしたかのような騒ぎ。祈るように戦況を見つめていたスウィーニーが会心の笑みを見せた。

 ライオンズ追撃をあきらめていないファイターズナイン。何とか連勝で勢いに乗っていきたい。

■スウィーニー投手 <7回、打者27、球数137、安打4、四球3、三振8、失点2、自責点2>

「僕のことですから、試合前は雨風にたたられるのではないかとハラハラしましたが、何とか天気がもってくれてよかった。調子自体は真っ直ぐ、変化球ともに良く、球数がいった7回も十分乗り切れるだけのスタミナは残っていました。相手の渡辺俊投手の出来が非常に良かったので、2点とられたあとはもう1点もやれないという気持ちで投げ続けました。打線が援護してくれたことも、非常に励みになりました。」

■梨田語録

「M渡辺俊投手とは久々の対戦でしたが、ストレートを中心に腕も良く振れていたので、苦戦はある程度覚悟しました。予感的中で5回まで散発3安打に抑えられましたが、6回、田中賢・稲葉・小谷野の3連打で逆転とワンチャンスをものにしましたね!!また小谷野の左前安打で手を回した3塁真喜志コーチの好判断も光ります!!結果的にはあれが決勝点でしたからね!!3番、4番、5番で6安打!!改めて稲葉の存在は打線の軸であり、皆に勇気を与える大きな存在だと思いました。先発スウィーニーも球数こそ若干多かったものの(137球)球自体の勢いは前回同様決して衰えず、攻めの投球が出来たと思いますよ!!9回、糸井の好返球もピンチを救ったプレーでしたね!!最後までしびれる試合展開でしたが、そこを凌いだナイスゲームでした!!」

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