2008.08.27 WED
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■広報レポート <マリーンズに連勝>

 先発ライアン・グリンをはじめとする投手陣の奮闘で、ファイターズが2試合連続1点差ゲームを制した。

 グリンは、ここにきてようやく本来の力を発揮し始めた。前回登板の8月19日は、7回を投げ無失点。今夜も連打を一度も浴びない安定した投球で、マリーンズ打線を手玉に取った。ピンチらしいピンチは、7回のみ。サブロー、ベニーにヒットを許し1死1,3塁、一打同点の場面で、9番・塀内の代打は足の速い左打者の早川。早川のスピードを考えると併殺は狙いにくく、一人、一人の打者を大事に打ち取るしか道はなかった。このときすでに球数120を超えていたグリンは、腰に若干の張りがあったにもかかわらず、何としてもリードしたままリリーフ陣にマウンドを譲りたいという気合いが最後の一押しにつながった。早川は平凡なゴロに終わり2アウト。気持ちを切らすことなく続く根元から三振を奪い取った。ここまで努めて冷静さを保ってきたグリンは、幕張の曇り空に向かって雄叫びをあげ、喜びを爆発させた。「1点差をいう拮抗した展開が、逆に強く向かっていく姿勢を崩さない要因となった」と右腕は興奮しながら登板を振り返った。

 8回からマウンドを任された宮西は、中10日のマウンド。ブランクを感じさせない見事な投球で、ズレータ、福浦をきっちり料理。2死となったところで梨田監督は、最近調子のあがらない武田久を投入。彼への信頼を示した監督の期待に応えるピッチングで、4番・里崎をしっかり抑えた。勝ち越し痛打を喫した前回登板後、中垣チーフトレーナーに体の使い方調整を依頼した武田久。その効果は、早くもあらわれたようだ。

 最終回は、守護神MICHEALが2死1,2塁で逆転のピンチを背負うも、最後は田中雅を三振に仕留めゲームセット。鮮やかな完封リレーでの連勝は、ファイターズらしい戦いが随所に見られた快勝となった。

 雨が心配されるが、明日も勝って3連勝といきたい。

■グリン投手 <7回、打者28、投球数122、安打5、四球3、三振7、失点0、自責点0>

「投球の出来自体は、前回の方がよかったと思います。ただ、絶対に負けられないという強い気持ちが、内容にそのまま表れたのではないでしょうか。1点差という拮抗した試合なので、余計に気持ちが入りましたし、良い緊張感を保てました。リードしてリリーフ陣に託したかったので、役割は果たしました。」

■梨田語録

「1点で勝てるとは正直思わなかった。先発グリンの立ち上がりも抜群という感じではなかったからね。ただ味方の援護が無い中、今日は本当に辛抱のピッチングをしてくれました!!宮西・武田久そしてMICHEALも緊迫した試合展開の中、良く投げ抜いてくれました。特に武田久は打者1人でしたが抑えたことで、本来の投球を取り戻してくれると思いますよ。打線も5回2死から四球・安打でチャンスメイクして、稲葉が期待通りの働きをしてくれました!!「さすが4番打者って感じだね!!」今日は守り抜いて全員で掴み取った辛抱の勝利でした!!」

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