2008.08.28 THU
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■広報レポート <3連勝ならず>

 5月31日以来という3連勝を狙ったファイターズだったが、今シーズン、ことごとく完敗を喫しているマリーンズ先発・清水の前にまたも屈した。

 チームがマリンスタジアムに到着した午後3時頃から急に雨雲がたちこめ、アッと言う間に雨脚が激しくなった。丁度、外でバッティングをしていたマリーンズナインも練習を中断。誰もが雨天中止を予想し始めた。相手先発は苦手の清水、明朝早くに神戸に移動しての試合という強行日程…今日の試合は仕切り直しでもいい、という消極的な姿勢が皆に芽生え、それがゲームの行方に微妙に影響したのか。その後、雨は降ったり、止んだりを繰り返したが、結局時間通りのプレーボールには支障をきたす程のものではなかった。選手たちは若干、気後れしているようだった。

 それにしても、清水の投球は圧巻だった。試合途中、食堂へ水分補給に来た稲葉も、苦笑いした。「本当にいいコースへビシビシ来るね、今日は。」 簡単には打ち崩せないと悟った平野打撃コーチも、さすがに苛立ちを隠せなかった。「外寄りの甘いボールを狙っていけと指示を出してるんだけど…」と各打者に奮起を促したが、届かなかった。奪ったヒットがわずか2本では、勝機はない。

 一方、ファイターズ・先発の藤井は立ち上がりに連打を許したのをはじめ、2本のソロホームランを献上し計3失点。しかし、気持ちを最後まで切らさない粘りの投球で、何とか先発としての役割を果たした。打線の援護さえあれば、勝ち投手となってもおかしくない内容だったと言える。「追加点を許したのが、いけなかった」と、いつものように彼の口からは打線についてネガティブなコメントが全く出ないが、またも投打の噛みあわない、藤井にとって不運な試合となった感は否めない。

 明日は、新幹線で神戸入りするとそのまま球場へ直行。試合後は大阪の宿舎へバス移動し、土曜日はデーゲームという厳しいスケジュールが待っている。4位オリックスとの直接対決。関西での3試合で、今季のファイターズの明暗が大きく分かれる可能性がある。

■藤井投手 <7回、打者29、投球106、安打7、四球3、三振3、失点3、自責点3>

「調子自体は悪くなかったです。前回登板でやられているので、どうにかと思って気合を入れましたが…追加点を与えてしまったのがいけなかった。こっちに何とか流れを引き寄せようと努めましたが、3点目を与えたのがチームにとっても痛かったです。1000投球回数に関しては、随分、時間がかかりましたが、監督に『1001回目もいってこい』と7回のマウンド前に送り出されたので、意気に感じて嬉しかったです。ヤクルト、日ハムと今までずっと投げてきましたが。これからはファイターズの一員として更にイニングを重ねていきたいと思います。」

■梨田語録

「とにかく今日のM先発清水直は良かった…。内外角にキレのある球を投げわけ、終盤になってもフォームが緩む事無く、最後まで打者に的を絞らせなかったね。今年の清水直は良い状態が続いているが、今日は今年一番の出来じゃないかな…。ただ9回1打同点のチャンスをつくるなど、次につながる意地は見せたと思います。気持ちを新たに全員野球で明日に臨みます!!」

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