2008.08.29 FRI
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2
0
1
0
0
0
0
1
0
4
0
0
0
2
1
0
0
X
R
H
4
9
7
9

■広報レポート <ゲーム差1>

 3位死守、上位進出のためには、負けられない関西3連戦。4位・バファローズを何とかここで一気に突き放したかったが、初回から2本塁打を含む4失点を喫し完敗。切れ間のない雲に覆われた空と降り止まぬ雨が、今のファイターズを表しているかのようだった。

 とにかく波に乗り切れない。一度リードすると相手に逆転を許さない、もしくは最後まで諦めることなく、粘り強い細かな攻撃を仕掛ける昨年までの闘志が影をひそめる。初回、小谷野の2塁打で先制し、バファローズ先発・岸田を攻略する糸口を見つけたように思えた。しかし、後が続かなかった。3回は無死1,2塁の好機をつかみながら、稲葉の併殺打の間に1点を入れたのみ。7回は2つのデッドボールで相手が与えてくれた1死満塁の場面で3,4番が1本を出せず無得点。ボッツのソロ本塁打で一矢報いたが、それ以外はチャンスらしいチャンスすら作ることが出来ず、試合は淡々と進んだ。

 チームに沈滞ムードが漂う中、2番・レフトに入った糸井が好守にハツラツとしたプレーをみせた。初回、ラッキーな内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を決め先制点の足がかりを作った。3回には先頭打者2塁打、5回は中前打で出ると、またも盗塁成功。守備でも魅せた。4回裏、2死1,3塁の場面で9番・大引の当りは鋭く左翼へ。他の選手ならダイビングしないと獲れないような際どい打球を前のめりになりながらキャッチ。追加点を許さなかった。彼の活躍が、今日唯一の明るい話題となった。

 ゲームの行方に左右されず、出番を待ち構えベンチ裏で黙々と準備を怠らない紺田の姿が印象的だった。選手たちは、決して諦めていないことだけは確かだ。

 これでバファローズとのゲーム差は、1と縮まった。間もなく9月を迎え残り試合は30を切っている。ついに3年連続リーグ戦1位へ、黄色信号がともった。ここで踏ん張れるも踏ん張れないも、相手がどうのでなく、我々次第ということだ。

■金澤投手 <5回、打者24、球数104、安打8、四球1、三振3、失点6、自責点6>

「この前と一緒です。同じバッターに、同じようにやられている。もっと、自分で変化をつけていくことを意識しないといけない。調子は悪くありませんでしたが、調子うんぬんを言える立場でもない。ファームでコンディショニングもトレーナーさんと一緒に取り組んできているし、準備も怠っていないのでマウンドで自信がないというわけでもありません。今日の投球をしっかり振り返り、またチャンスをいただけるようなら必ずしっかり修正をしてきます。」

■梨田語録

「今日の金澤は初回に先制点をもらっていたのに、雨の為かボールが高かったし、コースも甘かったね…。カブレラの一発が痛かった。インコースの使い方をもう少し考えてもらわないとね、ホームランをチョット打たれすぎです。チャンスに後一本が出ていたらね!!」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート