2008.09.02 TUE
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■広報レポート <反攻の予感>

試合前に1500試合と1500安打の表彰を受ける稲葉選手
お立ち台の投打のヒーロー

 エースに主砲がそろい踏みし、ファイターズが本来の試合運びで連敗を4でストップした。北京五輪後、初登板のダルビッシュが8回をわずか1安打無失点と相手打線を寄せつけず、稲葉がライトスタンドへ先制ソロを叩き込んでアシストした。お立ち台もその両雄が並び立ち、クライマックスシリーズ地元開催権が得られる2位以上へ再び息を吹き返した。

 ダルビッシュは5回までノーヒットピッチング。150キロを越える直球は1球もなかったが「球速より手元で押している感覚があった」と振り返り、しっかり低めにコントロールされた球で凡打の山を築いた。6回2死、本多選手に中前へ運ばれ快記録を逃しても「そんなの出来るわけないと思ってましたし、興味もないので」と動揺することもなかった。

 4番を張り続けていた稲葉も4月29日以来、打順が3番に戻って即結果を出した。「何が変わるわけではないけれど、3番は初回から必ず回ってくる。それだけ打席に立つチャンスが多い打順ですし」。森本、田中賢、稲葉という2連覇時の並びが復活。それが理由ではないにせよ、僅少差の試合を確実にものにする強さがよみがえったのも偶然ではないだろう。

 ここ2カ月、月間負け越しが続いたのは月初めの試合を落として勢いに乗れなかったのも影響している。月が替わればツキも変わるの言葉通り、9月は白星発進。ホーム13試合を「熱闘 最終章」と名づけてファイターズは戦う。役者が整って最高のエピローグが待っていると信じて。

■ダルビッシュ投手 <8回、打者27、球数96、安打1、三振8、四死球2、失点0、自責0>

6回も無得点に抑え雄叫びを上げる

「登板間隔が空いた影響はありませんでした。2死走者なしから甘くならないことだけ意識しました。やはり札幌ドームのマウンドは投げやすいなと。何としてもクライマックスシリーズを札幌でやりたいので、次の登板もしっかり自分の仕事をやり遂げたいと思います。」

■梨田語録

好投したダルビッシュ投手を迎える梨田監督

「久々の本拠地札幌ドームでの勝利!!先発ダルビッシュがしっかり投げ、稲葉の値千金の本塁打と本当に久々のファイターズらしい試合でしたね!!連敗ストッパーとして先発ダルビッシュにはプレッシャーもあったと思いますが、こちらの期待通り、テンポ良く8回まで投げ抜いてくれました。本人からすれば、『まだいける!!』と思ったでしょうが、今後もベストの状態で投げてもらう為、またMICHEALも登板間隔が空いていたので、継投に踏み切りました。打のほうでは主砲稲葉の一振りが、嫌な流れを変えてくれましたね!!月も変わり、打順も変え、新たな気持ちでこの1戦に臨みましたが、我々は今日の勝利に浮かれる事なく、1戦1戦大切に戦っていくのみです!!」

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