2008.09.07 SUN
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■広報レポート <ここが踏ん張り時>

 最後まで諦めないスタンドの大声援も届かず、最後は代打・高口が二ゴロ併殺に倒れ2-5の敗戦。クライマックスシリーズ進出へ毎日がトーナメントのような気持ちで臨むファイターズだけに、ロッカーへ引きあげるナインの足取りは当然のごとく重かった。

 先発の多田野は初回三者凡退と上々の立ち上がりだった。しかし先頭セギノールに初球を中堅左へ叩き込まれると、生命線の制球が微妙な狂いを生じた。3回は再びセギノール、2-2の7回はフェルナンデスにと外国人助っ人に2死から適時二塁打を喫し「味方の得点より失点が多ければ勝てない」と自らを責めた。

 北海道内の試合で5勝負けなしだった多田野についに札幌ドームで黒星がついた。常日ごろ「お客さんが作るムードが最高によくて、負ける気がしないんですよね」と話しており、この日も3万3224人の観衆に後押しされたものの結果が伴わなかった。チームもオールスター前まで26勝15敗と勝率がよかった本拠地でその後は3勝7敗。どこか波に乗り切れない現況を数字も物語っている。

 9日からは敵地で首位ライオンズ、13日からは現在好調なバファローズが相手とし烈なAクラス争いに生き残れるかの正念場が待ち受ける。この日は2年目右腕の植村が1軍初昇格を果たし「こんな大事な時期ですから経験を積むというよりチームに貢献することしか考えていません」と言った。若い力を加え、もう一度リーグ2連覇したプライドとパワーを結集する。

■多田野投手 <7回、打者31、球数128、安打10(本塁打1)、三振6、四球2、失点3、自責3>

先発した多田野投手

「調子自体はいつもと変わりありませんでした。結果的に外国人選手に打たれましたが、球が甘かったというより彼らがいいスイングをしたんだと思います。まだ攻撃が残っていますので逆転を信じています。」

■梨田語録

「E先発一場は攻略出来たものの、その後早め早めの継投にかわされてしまった。小谷野の途中交代は左脇腹の状態が思わしく無かったので大事を取り交替させました。その結果、左打者が並んでしまった…。多田野もゲームはつくってくれたものの、球数が多かったですね。7回併殺後の得点は正直痛かった。これで終わったわけでは無いので、今後も1戦1戦今闘える戦力で、全力を尽くすのみです!!」

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