2008.09.10 WED
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■広報レポート <流れに乗って2連勝>

 昨日に引き続き、頼れる4番・高橋の先制スリーランなどで前半大量リードしたファイターズが、追いすがる首位・ライオンズを振り払い、8月27日以来の2連勝を飾った。

 当たり出したら止まらない、高橋のバットが今日も活発に稼動した。初回。リズムのつかめないライオンズ先発・西口から2つの四球を奪い1死1,2塁。続く高橋が打席に向かったところで、ファイターズベンチにいた誰もが昨日の逆転3ランを思い出していた。8月4日以来、4連勝と絶好調の西口。しかし、ベテラン右腕が投じた甘いシュートを絶好調の高橋は逃さなかった。昨夜のアーチと同じ角度で、左中間スタンドのほぼ同じ位置に打球は吸い込まれ、高橋もまた同じように驚きの表情でダイアモンドを1周した。「まぐれが2日続いた。信じられません」と謙そんしたが、一発不足に苦しむファイターズにとって、一振りでの得点は一気にベンチ内に活気をもたらす。「最後まで気を引き締めていきます」との言葉通り、高橋は続く第二打席でも1死1,2塁のチャンスにタイムリー中前打を放ち追加点。「高橋にパワーを分けてもらった」という7番・ボッツも続き、期待に応える強烈なラインドライブと共に高橋を含む2走者をきっちり還した。

 ファイターズ先発の武田勝は、2回まで3奪三振の安定した滑り出しだったが、3回に中島の中前打でリズムを崩すと江藤、中村に連続本塁打を許し歯止めがきかなくなった。4回には何と9番・赤田にまで一発を浴び降板。序盤に6点のリードをもらい、8月4日以降勝ち星のつかない武田勝にとって流れを変える絶好のチャンスと思われたが、叶わなかった。「リードしてもらったのに、このような結果になり申し訳ない気持ちで一杯です」と、さすがにベンチ裏での表情は沈んでいた。しかし、「あとのピッチャーがリードを守ってくれると信じます」との思いが通じたのか、リリーフした坂元、建山、MICHEALが、一度は眠りから覚めかけたライオンズ打線を何とか抑え込んだ。

 連夜の高橋スリーランで昨晩の快勝再現を描きながらも、5月5日、西武ドームでの6点差逆転負けの再現も同時に脳裏をかすめた。わずか5安打で6点取っての、逃げ切り勝利。対するライオンズは13安打で5得点。ここにきて、ツキもファイターズに味方しはじめた。流れに乗って明日は5月31日以来の3連勝といきたい。

■武田勝投手 <3回2/3、打者20、球数57、安打8、三振4、失点4、自責点4>

「せっかく6点も先制してもらったのに、こういう結果になってしまい、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。失点が全部ホームランということは、すべてが失投だったということ。あとは何とか他のピッチャーにリードを守ってもらうことを願うしかありません。」

■梨田語録

「今日は3回の裏から長い一日でしたね。武田勝はボールも高いし、コントロールも甘かったが、坂元が良く投げてくれたし、建山も良く頑張ってくれた。3回で6点差があったけど、ひっくり返されることもあるので安心出来ないし、明日も頑張って勝って札幌に帰りたいですね。」

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