2008.09.20 SAT
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■広報レポート <次なる目標へ>

 一つの判定がファイターズに重くのしかかった。2回裏2死一、二塁。バファローズ坂口を二ゴロに仕留めてピンチを脱したかに思われたが、グリンがボークを取られて3つ目のアウトが成立しなかった。8月13日から足掛け6試合、31イニング無失点中と安定感抜群だったグリンだったが、憤りをうまく解消できず5連打で6点を失った。

 結局完投し、失点したのは2回のみ。「無失点が途切れようが、勝つピッチングがしたい」と意気込んでいただけに、8回に代打・清原のライナーをまともに体に受けようとも最後までマウンドに立ち続けた背番号14には、ただただ不運だったとしか声が掛けられない。

 いかに大きなビハインドを背負おうとも、ファイターズにもチャンスはあった。4回は無死一、二塁、5回は無死二、三塁と攻め立てながら後続に1本が出なかった。クライマックス・シリーズへ落とせない重圧…。昨年、一昨年とプレッシャーと無縁のような勝ちっぷりを見せていたチームであっても追い込まれた気持ちになってしまえば力を発揮できないのも野球なのだろうか。

 残り全勝してもこの日で完全にリーグ3連覇が絶たれた。しかしまだCS第1ステージを札幌ドームで戦える権利は失っていない。糸井、紺田と何人もが駐車場の明かりを頼りに何十分も素振りを繰り返した。「バファローズとの最終戦にいい勝ち方をしてクライマックスへ相手に嫌なイメージを植えつけたい」と、工藤はあすの試合が持つ意味をそうとらえていた。

■梨田語録

「今日は何と言っても2回、ボークの判定が痛かった…。チェンジのところがあの判定で結果的に6失点になってしまったのだから…。大量失点となると打線の方もなかなか策の打ちようが無いですね…。チャンスが有りながら確実に得点出来なかったし、もったいないゲームでした。これで4連敗となってしまいましたが、ガッカリばかりせず、チーム全員が明日につながる事を、1つ1つやって行くしかないですね!!気持ちを切り替え!!」

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