2008.09.22 MON
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■広報レポート <チームプレー>

 ファイターズがクライマックス・シリーズ進出圏内の3位に再浮上した。ホークス先発・新垣の乱調で序盤から大量リードを奪うと、投げては先発のダルビッシュが8回を2安打10三振の無失点ピッチング。前日はバファローズ相手に22安打10得点で大勝し、得てしてその翌日は反動が怖いものだが、残りわずかなシーズンで野球の定説を覆すだけの集中を見せてくれた。

 その中心にいるのが意外やボッツだ。ベンチを温める機会は多いが、21日バファローズ戦で同点タイムリーを打ったのに続いてこの日も8回に代打で右前打。ダメ押しの9点目を呼び込んだ。上り調子の打撃はもちろん、今やムードメーカー的な存在。2メートル近い体でコーヒーを入れた大きなマグをベンチでもはなさず、いい仕事をした選手を真っ先に称えに行く。山中通訳は「慣れるまではふさぎこむことが多かったですが、最近は冗談を自分から飛ばして笑わせています」と証言する。

 坂元、建山が連投を避けたい状況で、点差が開いたにも関わらずダルビッシュが8回まで投げたこともチームを思っての行動だ。試合前、相手の打撃練習のボールが稲田に当たり、大げさに痛がった。すると周りは「抹消、抹消」とはやし立てて盛り上がった。それぞれがチームのため役割をこなす。勝率5割復帰。あと6試合、雰囲気は悪くない。

■ダルビッシュ投手 <8回、打者25、球数108、安打2、三振10、四球3、失点0、自責点0>

「立ち上がりは良くなかったけど、途中からテンポよく、リズムに乗って投げることができました。早々に先取点を取ってもらっても、大量リードしたあとも0対0のつもりで投げました。昨日の勝利もそうですが、ここで弾をつけて一気に突っ走りたいです。シーズン200奪三振が話題になっていますが、チームの勝利にいかに貢献できるかだけを考えて、全力を尽くします。」

■梨田語録

「今日は初回、H先発新垣がチャンスをくれてノーヒットで2点を先制したのが大きかった。3・4・8回に追加点を取って昨日の余韻が残っていたのか、良い内容のファイターズ野球が出来ましたね。ダルビッシュは立上りは自分のリズムを作れなかったのか制球に少しバラツキはあったが、5回から良くなったね。9回の武田久は間隔も空いていたので投げてもらったけど本当はあそこで投げる投手じゃないんだけどね。試合数が少ないので一戦一戦勝って行くしかないので、明日も全員野球で頑張ります。」

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