2008.09.26 FRI
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■広報レポート <胴上げは見ても>

お立ち台で両手を上げるスウィーニー投手

 優勝マジック1で札幌ドームへ乗り込んできたライオンズに、ファイターズが2-0と快勝し意地を見せた。立役者は文句なくスウィーニーだった。9回1死で建山にマウンドを譲るまでわずか2安打、5四球の無失点。「ベストの投球が出来るよう準備をしてきた結果だね」と屈託ない笑みをたたえた。

 ライオンズ打線には武田勝と並び、チームワーストの7本塁打を喫してきた。反省を込めてきっちりコーナーを突く丁寧なピッチングは、昨年の6勝から倍の勝ち星に伸ばした成長ぶりの真骨頂と言えるだろう。家族が米国へ帰った後は、近所の日本語メニューしかない焼き鳥屋さんに飛び込み常連となった。それが乗じて自宅キッチンのコンロで串をあぶるようになったほど。旺盛な好奇心や順応性が来日2年目の変貌を裏付ける。

 バファローズが敗れてライオンズの優勝が決まったが、2位とのゲーム差も1・5と縮まったのは、我々にとって望んでいた結果だ。自分たちの本拠地で相手チームの胴上げがなされる初めての経験は、ロッカールームのTVモニターを無言で見つめながら胸に刻み込んだ。5月以来の4連勝と風向きは変わっている。「ブルペンから行けと指令が出れば、どんな場面でも投げるつもりです」とスウィーニーも残り4試合にCSの札幌開催へ最後まで力を尽くすつもりだ。

■スウィーニー投手 <8回1/3、打者30、球数110、安打2、四球5、三振4、失点0、自責点0>

小谷野選手とハイタッチするスウィーニー投手

「最後はピンチを招いてしまいました。でも、頼れる建山の素晴らしい投球に助けられました。これまでライオンズ戦の相性が悪かったのですが、いつも通りDVDなどで相手打者を出来うる限り研究したことが最終的に好結果に結びついたのかもしれません。投球フォームも投手コーチにお願いしてチェックしてもらい、微調整を行なって今日のマウンドに上がりました。2回に四球を2つ出してしまいましたが、あそこで低めにボールを集めることを再確認したおかげで、打たせてとる意識付けが出来ました。レギュラーシーズンでの先発はもうありませんが、ブルペンから行けと指令が出れば、どんな場面でも投げるつもりです。」

■梨田語録

声援に応える梨田監督

「緊迫した試合の中、先発スウィーニーが本当に良く投げてくれました。完封、完投を目前に、今日は久々に継投の難しさを実感させられましたね!大事な4連戦の初戦、出来れば完投して欲しかったというのが本音ですが…。埼玉西武ライオンズのリーグ優勝に関しては、昨年Bクラス、監督交代、主力選手の移籍等々色々あったと思いますが、長打力のある若い素晴らしいチームだと思います。今季に関しては『参った!』という感じですが、今日の戦いのようにファイターズらしい野球が出来れば充分やっていける事も確信しましたね!!来季こそ!!ですが、まずは明日!!明日!!です。」

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