2008.09.28 SUN
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■広報レポート <天王山>

ススタンドにはGO!FIGHTERSの一文字が!

 9回裏無死一塁、スレッジの痛烈なライナーがマリーンズ荻野のグラブにはたき落とされた。センターに抜けていれば4万2126人の大観衆が3点ビハインドを感じさせないムードを作り出してくれたはず。結局後続が倒れて6日ぶりにBクラスに転落した。

 勝ち続ければ2位でCS第1ステージの札幌開催が現実味を帯びてくる大一番で、先発の藤井は見事なピッチングを見せてくれた。今シーズン3敗を喫しているマリーンズ相手に一歩も引かない渾身の内容で7回を8安打無失点。ピンチを3併殺で切り抜け、ロッカールームにいたダルビッシュとグリンが「藤井さん(運を)持ってる」「モッテル!」と声を掛け合った。本人も力を出し切った表情でトレーナー室でアイシングしながら戦況を見つめた。

 だがこの日はマリーンズ打線が一枚上手だった。8回に登板した建山と武田勝を攻めて一気に4点を奪われ、先行逃げ切りの青写真を崩された。5連勝中に復調したファイターズ打線も成瀬の切れのある投球に2安打に抑えられては…。幾多のきついシーンを乗り切ってきたリリーフ陣を責めることはできない。

 クライマックス進出へは残り2試合とも勝たなければ状況は厳しい。ホーム最終戦の29日はエースのダルビッシュを立てて望みをつなぐ。あすも前売り券は完売。その熱気がポストシーズンにも訪れると信じ、総力戦を挑む。

■藤井投手 <7回、打者27、球数96、安打8、三振3、四死球0、失点0、自責0>

7回無失点の好投を披露

「他のみんなが非常に良いピッチングしているので、かなりの緊張感の元、マウンドに上がりました。ミラクル続きで何とかピンチを脱し、イニングを投げきることが出来ました。無事に投げ終えたのは、トレーナー陣のおかげ。感謝しています。」

■梨田語録

試合前に握手を交わす両監督

「チャンスが少ない中、5回相手のミスに乗じて1点を先制するなどファイターズペースでしたが、その後追加点が取れずやはり1点で逃げ切るのは…。先発藤井は毎回ランナーを背負いながらも、彼の持ち味の粘りの投球で強打マリーンズ打線を7回零封する期待通りの投球内容だったと思います。勝ち星を付けてあげることが出来ず、気の毒な事をしました…。残り2試合!!気持ちを切り替え、明日はダルビッシュですので、早めに点を取ってファイターズらしい試合をしたいですね!!」

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