2009.04.03 FRI
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■広報レポート <開幕!>

ファインプレーの稲葉選手を迎えるダルビッシュ選手
ビッグフラッグがはためいた、外野スタンド

 侍JAPANの活躍で日本中が注目したWBC優勝。そのWBCでチームメイトとして活躍したダルビッシュ投手対岩隈投手の投げあい。そのため、6年ぶりのセ・パ両リーグ同時開幕で一番注目度の高いカードとなり、満員御礼42328人が見守る中、北海道日本ハムファイターズのシーズンが始まりました。

 「4万3千人光のエール」と題されたオープニングセレモニーの後、先発の野手はマウンド後方で整列し、観客へ感謝の意味をこめたお辞儀をしました。そしてその場で円陣を組み、ダグアウト前でも控え選手が円陣を組み、稲葉新キャプテンの「さあ行こう!」の掛け声でそれぞれのポジションへ散っていくファイターズらしさを見せました。

 初回ダルビッシュ選手は「まっすぐが良くなかった」と話したとおり、本塁打も含めて3点を失います。しかし、「初回に良くなかったところをゲームの中で修正していく能力はすごくある」と吉井投手コーチがいうとおり、2回以降は東北楽天に点を与えません。「岩隈さんも早く(マウンドを)降りたので、自分に出来るのは完投だけだと思っていた」と、結局9回を初回に与えた3失点だけで投げきりました。

 バックも田中賢選手や、稲葉選手のダイビングキャッチでダルビッシュ選手を盛り立てましたが、大事なところでタイムリーが出ず、ファイターズは開幕戦を勝利で飾ることは出来ませんでした。しかし、田中賢選手が2安打を放ち、鶴岡選手も東北楽天の好守に阻まれた2打席を含め鋭い打球を3本見せてくれました。初戦に敗れはしましたが、今年もファイターズは最後まであきらめないファイターズらしい野球を見せてくれそうです。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者35、球数121、安打8(本塁打1)、三振5、四死球0、失点3、自責3>

三者連続三振に打ちとるダルビッシュ選手

「初回、真っ直ぐが走らなくて変化球主体に切り替えるのが遅かったかなと思います。何点取られるかなというのもよぎりましたが、2回からは変化球がうまいこと散らばってくれました。岩隈さんが先に降板し、完投はせめてもの意地。次回まで1週間あると思いますので、しっかりコンディションを整えたいと思います。」

梨田語録

メンバー表を交換する両監督

「ダルビッシュが初回に3点取られるとは思わなかったですね。でも、そこからきちっと修正して9回を投げてその3点だけに抑えるのはさすがだなと思いますし、ブルペンも休ませられるので、今日の結果は別として頼りになります。岩隈も6回で降板ということで、WBCが終わって調整が難しい中、二人とも良い投球でしたね。」

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