2009.04.07 TUE
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■広報レポート <初勝利>

 無死1,3塁で迎えた1回表。開幕から4試合連続で初回に失点するかと思われた場面でした。橋本将選手の打球はレフトへ。スレッジ選手が捕球し、小谷野選手の中継で3塁走者は本塁でタッチアウト。交錯して倒れた鶴岡選手を見た1塁走者が2塁を狙いますが、それをしっかり見ていた鶴岡選手がすぐに立ち上がって2塁へ送球し、まさかの三重殺。いやな流れを断ち切るプレーでした。

 先発多田野選手は「気持ちが入りすぎていて初回は制球が乱れていましたが、2回以降いつもの投球ができました」と話しましたが、その2回、先頭打者に先制のソロホームランを許してしまいます。しかし、そこからは切れのあるまっすぐを低めに集め、素晴らしい投球を見せました。「まっすぐが良かったし、ツル(鶴岡選手)もそれは分かっていたので」と息のあったバッテリーはまっすぐを主体に強気のピッチングを見せます。スピードガンは時に144キロを記録し、吉井投手コーチも「えっ」という顔を見せました。多田野選手は結局自己最長の8回を1失点で投げきり、マウンドを降りました。

 鶴岡選手は多田野選手をしっかりリードするだけではなく、1対1で迎えた7回、「多田野さんも良いピッチングをしていたので、何とかしてあげたかった」とまだ数字には表れていないが、好調なバットで勝ち越しの適時打を放ちます。それで火のついたファイターズ打線は田中賢選手の適時2塁打で4-1とリードを広げます。さらに8回、打者一巡、3本の二塁打で一挙5点を挙げ、9-1で2009年初勝利をあげました。

 またこの試合では二岡選手が移籍後初となる同点本塁打を含む3安打で猛打賞。田中賢選手、金子誠選手もそれぞれ3打点を上げるなどファイターズ打線は好調です。守備でもトリプルプレーだけではなく、内外野手それぞれが随所に好プレーを見せてくれました。開幕3連戦の悪い流れをしっかり断ち切ったファイターズ。明日も良い試合が期待できそうです。

■多田野投手 <8回、打者28、安打7、三振5、四死球0、失点1、自責点1>

「開幕カードは3連敗でしたが、チームの状態はそんなに悪くないので、あまり気にしていませんでした。まっすぐが調子が良く、数字以上の球に見えていたのではないでしょうか。トリプルプレーはかかわった選手全員がしっかりとした守備が出来ているからこそだと思います。」

■梨田語録

「ホッとしました。試合展開からヤキモキしましたが、たくさんの応援をいただいたおかげで今季初勝利をホーム試合で手にすることが出来ました。過去3試合は初回に失点され、今日も最低1点とられることを覚悟しましたが、本当に良く守った。井口のホームランなど、多田野も何度か苦しい場面をむかえながら粘ってくれましたね。二岡が一振りで同点にしてくれたのも大きかった。ここから、またしっかり戦っていきます。」

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