2009.04.11 SAT
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■広報レポート <チームワーク>

 勝利試合後のヒーローを選ぶのは広報の仕事なのですが、今日はヒーローを選びにくい試合でした。強いて言えば、チームワークで勝った試合でした。先発藤井投手は5回を投げて四死球6と乱調でしたが、要所を締め、5回で102球を投げましたが、失点はゼロに抑え初勝利をあげました。コメントを求められると何よりもまず「野手の好プレーに感謝です」と話してくれました。その一番の好プレーは5回二死一、三塁の場面。相手打者は鋭い打球を左翼に放ちますが、このところ打撃好調なスレッジ選手が全速力のダイビングキャッチで守備でもチームに貢献します。

 そして今日ヒーローになっていただいたのは4回に走者一掃の二塁打を放った小谷野選手でした。しかしその小谷野選手、「他の野手が打つと、続こう、つなげようという気持ちになります。自分が打てなくても、他の野手が打ってくれればうれしい。でもとにかくチームが勝つことが何より」と自分のことよりもチームのことをいつも考えています。目立たないながら、随所でいい守備を見せた小谷野選手がヒーローインタビューを終えてベンチを引き上げるときに、「守備も良かったぞ!」とファンの方から声をかけられました。「いろんな形でチームに貢献したい」という小谷野選手には、この声援が一番うれしかったかもしれません。

 フィールドに立てる選手は9人だけですが、ベンチの選手も一緒に試合を戦っています。稲田選手、森本選手を筆頭に応援がどんな状況であれ絶えることはありません。また、ベンチを温めることが多い選手が与えられた少ないチャンスで活躍できるのもチームワークです。そんな中今季初の先発出場となった紺田選手も少ない出番をものにして2安打を放ち、坪井選手が今季初安打を放つとひときわ大きい声援がベンチから上がりました。結局ファイターズは9-0でチームワークでの完封勝ちを収めました。

■藤井投手 <5回、打者25、安打4、三振4、四死球6、失点0、自責点0>

「野手が点を取ってくれたことと、好プレーに感謝します。もっと良いピッチングが出来るようにしっかり調整してがんばります。」

■梨田語録

「今季初の無失点試合ということだけど、あまり無失点の感じがしないね(笑)。振り返ると5点くらいとられた気持ち。それにしても大野は良くリードしたね。開幕2試合目の経験をふまえ、どこかで大野を起用したかったのだけど、藤井というベテラン投手もうまく引っ張ってくれると思ったので(大野を)頭から使ってみた。相手もまだ大野のクセがわからず、戸惑ったのかも、でも、あんまり褒め過ぎちゃいけないね(笑)。大野には学習能力の高さを感じさせてくれたね。藤井は何とか投げてくれた。0点で抑えているのに交代も胸が痛んだが、そのあとを受けた投手陣もしっかり投げた。特に菊地が印象的だったね。紺田の起用については、練習の様子とかを見ていて使うべきと思った。期待に応えてくれました。」

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