2009.04.15 WED
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■広報レポート <記録が生まれるとき>

新記録達成に花束が贈られた
お立ち台の金子誠選手

 5回まで11安打を放ちながら4得点だったファイターズ。6回表にはオリックスに同点に追いつかれましたが、その裏、無死満塁のチャンスで打席に立ったのは、昨日の試合でプロ野球タイ記録の6試合連続二塁打を達成し、現在パ・リーグ打率1位と絶好調の金子誠選手でした。

 達成間近の記録が話題になればなるほど、出にくくなるのがプロ野球界のジンクスです。本人も「今朝新聞で読むまでそんな記録があることすら知らなかったし、そういうことを言われれば言われるほど出にくくなるんですから放っておいてほしいですね」と意識はしながらも、ベテランらしく気負いはまったくなかったようです。そして追い込まれてから放った打球は三塁線を抜け、走者一掃勝ち越しの二塁打となり見事に7試合連続二塁打の日本プロ野球記録を達成しました。「無死満塁で、追い込まれて、二塁打うんぬん言えない状況だったからこそでた二塁打でしたね。そのような状況を作ってくれた前のバッターたちに感謝します」と最後まで金子誠選手らしいコメントでした。

 金子誠選手は昨年怪我の影響もあり、成績も奮いませんでした。今年のオープン戦から打撃好調でしたが、「特に変えたことはないし、自分でもなんでこんなにヒットが出るのか分からない」とプロ入り16年でも自分の好調を説明できないそうです。しかし、「痛みがない日なんてないのが当たり前、逆にそれが今の自分の100%だと思うようにしている。体力的に追い込むことも出来ないし、いまさら技術が格段と上がるわけでもないですからね。今年は地で行くように心がけています」と話したことのあるように、考え方を変えたことが、好調の原因かもしれません。金子誠選手の記録達成打で火のついたファイターズ打線は結局17安打、11点をたたき出し、札幌ドームでの今季初勝利を北海道のファンにプレゼントしてくれました。

■榊原投手 <5回2/3 打者27、安打8、三振7、四死球2、失点4、自責3>

好投した榊原選手

「初登板(4月8日)の降板したイニングもそうでしたが、先頭打者に打たれるとその後が攻めにくくなりますね。きょうもそれが反省点です。調子はめちゃめちゃいい訳ではありませんでしたが、ある程度思った通りのところには投げられたと思います。打たれたのは真っ直ぐが多かったので、次回はツーシームをもっとうまく使えればと思います。」

■梨田語録

新記録を達成した金子誠選手とタッチする梨田監督

「誠(金子)の勝ち越しタイムリーは、あそこで1本出たらいいと思っていたら絵に描いたような価値ある二塁打。札幌ドームの今シーズン初勝利という結果にも結びついて何よりですね。大野も相手の強力打線にインコースを使ってよくリードしてくれたと思います。榊原も交代を迷ったほどで、初勝利はならなかったですけれど次につながる投球をしてくれたんじゃないでしょうか。」

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