2009.04.17 FRI
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■広報レポート <平常心>

 WBCの熱闘から3週間。一緒に戦った涌井投手との投げあいでもあり、ライオンズ打線には中島選手、片岡選手も入っていました。また、今日はダルビッシュ投手のプロ通算50勝がかかった試合でもありましたが、何度も見たことのあるいつものダルビッシュ選手がマウンドに立っていました。

 序盤はやや制球が乱れる場面も多かったダルビッシュ投手。「寒くて体があまり動かなかった」からか、打線の援護で3点のリードをもらった直後、ボカチカ選手にソロホームランを許します。しかし、「調子が上がってきたのは7回、8回ですかね」と話したとおり、6回二死から適時打で2点目を許しますが、そこから打者7人を連続で抑えました。記者たちからもWBCのチームメイトとの対戦を意識したかと聞かれても、「いや、ぜんぜん意識していないです。普段どおり自分のピッチングをしようと思いました」と平常心を保ったままの8回129球でした。とは言いながらも、「中島さんからは三振を奪えたのは良かったです」と茶目っ気たっぷりに微笑みながら話した目の奥には侍WBCでつちかったお互いの信頼感が見えていました。

 3回の追加点は同じくWBC代表だった稲葉選手が涌井投手から放った適時打。ファールで粘って11球目をセンターへはじき返しました。「前の打席で三振を取られていたので、絶対負けないぞという気持ちでした」と1打席の攻防を楽しみ、打ち勝った充実感にあふれていました。シーズンが始まっているので、選手たちも自分のチームが勝つための野球をしていますが、シーズンを通してこのような侍Japanどうしの熱い対決が多く見られることでしょう。

■ダルビッシュ投手 <8回、打者30人、球数129、安打3、三振8、四死球2、失点2、自責点2>

「寒かったので最初はあまり体が動かず、結果的に打ち取っていた打者も多かったのですが、7回ぐらいから調子が上がってきました。勝ててよかったです。特に意識した打者はいませんでしたが、中島さんから三振を取れたのは良かったです。序盤に打線が点を取ってくれたので、非常に楽に投げられました。寒い中最後まで応援ありがとうございました。」

■梨田語録

「ダルビッシュは、いつもより球数が多かったね。涌井を意識して精神的にも相当きつかったんじゃないだろうか。この寒い中2失点なら十分過ぎる内容。やっぱり凄いピッチャーだね。特にここ一番での力はさすが。次回登板のことも考えて完投はさせなかったけど、もし涌井がまだマウンドにいたら本人も完投を狙いにいったかもしれないね。今日の試合を振り返ると、やはり信二(高橋)の一発が大きかった。金子誠も止まらないね。首位?始まったばかりだから…3連敗で開幕したチームですからね(笑)」

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