2009.04.23 THU
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■広報レポート <頼れる四番の咆哮>

 大きい弧を描いたボールはライトスタンドに突き刺さりました。サヨナラホームランを打ったスレッジ選手は普段の落ち着いた雰囲気とはうって変わって興奮気味でベースを廻り、「ヨッシャー!」と叫んでいました。ホームベースを踏み、チームメイトにもみくちゃにされたあと、満面の笑みで両手を挙げました。

 開幕から1週間ほどは右に左に鋭い打球を放っていたスレッジ選手ですが、ここのところ調子を崩しており、昨日、一昨日と志願の早出特打を行いました。「四球を選べるようになるときは、調子が上向いているサインなんだ」と話したとおり、今日は二つの四球を選んでいました。「日本でのプレーも2年目ということもあり、相手投手も研究してくるし、自分がそれに対応していかなければいけません」。投手分析表に目を通すことも多いですし、他の選手、コーチからの情報収集も欠かしませんが、何よりも自分の目で見て、体で感じて投手を攻略していきます。野手ミーティングの間ビデオを見る眼は真剣そのもの。「いいフォークがあるのは(VTRで)見ていたので」と初顔合わせの投手からきっちり結果を出しました。

 このカードが始まる前に札幌から家族を呼び寄せ、オフには銀座に買い物に行きリラックス。短い間ですが、家族と一緒にすごせたのが活力になっているのは間違いありません。昨年末に生まれた息子と家族がスタンドで見守る中、頼れる4番が帰ってきました。

■武田勝投手 <6回2/3、打者32、球数121、安打11(本塁打2)、三振6、四死球2、失点6、自責6>

「勝負どころで打たれてしまったのが全てです。大胆さに欠け、慎重に行き過ぎて逆に甘くなってしまいました。きょうは打線が負けを消してくれましたので、次はしっかり投げなければと思います。」

■梨田語録

「同一カード3連敗は開幕だけで勘弁、と思っていましたからほっとしました。9回は打順がよく誰かに一発出ればサヨナラだとも頭をよぎりましたので、まさにその通りになってくれた。坪井も当たっているし右打者(二岡)よりゲッツーの確率が低いと思って代打に送りましたが、(同点打と)本当にいい仕事をしてくれましたね。」

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