2009.04.24 FRI
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■広報レポート <エース>

 今日の先発はダルビッシュ投手ということもあり、スタメンはスレッジ選手がDH、森本選手がレフトに入る守備重視の布陣。先制して、僅差の試合を守りきろうという作戦のようでした。ここまで打線が好調なこともあり、今季梨田監督は無死1塁の場面で送りバントをしない場面も多く見られていましたが、初回、田中賢選手が安打で出塁すると、2番森本選手がきっちりと送ってきました。この采配が功を奏し、3番稲葉選手の適時打でいとも簡単に作戦どおり先制。結果論かもしれませんが、先発がダルビッシュ選手ということもあり、この時点で試合が決まっていたのかもしれません。

 というのも、福良ヘッド兼打撃コーチはバファローズ先発の小松選手を「登板の間隔も空いているので、不安もあっただろうね。立ち上がりをうまく攻められたのが良かった」と分析していました。2回には糸井選手から1号2ランホームランで3-0とリードを広げると、5回には小松投手自らの失策からピンチを広げてしまいます。ここで4番スレッジ選手は小松選手の失投を見逃さず、満塁弾をレフトスタンドへ叩き込み、試合を決めました。さらに7回、小谷野選手の3ランホームランなどでファイターズ打線は効率よく10安打で11得点を挙げました。

 先発ダルビッシュ投手は「低めにボールを集めてゴロで打ち取ろうと思っていた」とは言うものの、常時144キロ前後のまっすぐが、走者が出ると150キロ近くまで跳ね上がります。5、6、7回は打者一巡中8人を三振で切って取る圧巻のピッチング。「たまたま振ってくれましたね」と冷静に振り返りましたが、結局奪三振11、被安打4で昨年の4月10日以来となる完封勝利を挙げました。エースと4番がきっちりと仕事をしたファイターズ。パ・リーグ首位をがっちりキープです。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者33、球数133、安打4、四死球3、三振11、失点0、自責点0>

「(昨年の4月10日以来の完封勝利になりましたが?)すごくうれしいです。(そんなに前だという)感じがしないですけどね。(11奪三振を奪いましたが?)ゴロを打たせようとボールを低めに集めていたのですが、たまたま振ってくれましたね。味方に10安打、11得点と素晴らしい援護があったので、楽に投げられました。最近カーブを使うことが多かったのですが、今日はフォークが良かったのでフォークを大目に使いました。(WBCに参加したことでの)調整不足というのはまだ多少あります。全体的なバランスなどまだまだ良くなると思います。」

■梨田語録

「今日は良い点のとり方をしたね。スレッジに粘り強さが出てきたし、あのホームランは大きかったよ。稲葉もいいところで一本出してくれた。11点?むこうのエラーがらみもあったとはいえ、みんなよくそれを得点に結び付けているね。ダルビッシュはいつも通りの素晴らしい投球。球数は130球超か。いいペースできていたし、変えるつもりはなかった。宮西、谷元ら連投続きの投手も休ませたかったので助かったね」

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