2009.04.29 WED
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■広報レポート <野球の神様>

 稲葉選手は「野村監督が1500勝を挙げるのは仕方がない。いずれはやってくることだから。でも、楽天には負けたくない」と試合前に話していましたが、試合終了と共にベンチ裏へ引き上げる選手たちの顔には悔しさは当然ありましたが、あきらめの表情も見え隠れしていたように思います。イーグルス先発田中将大選手相手にわずか4安打。4連続完投勝利で野村監督1500勝に花を添えました。

 ファイターズ先発武田勝選手も好調で、2回に適時打で先制を許しますが、持ち前の緩急を付けたピッチングでイーグルス打線を翻弄。しかし6回、「もう少し自分で粘れなかったのが残念」とセギノール選手に適時打を許してしまいます。7回にスレッジ選手からスランプ脱出の鍵となるかもしれない6号ソロホームランが飛び出しただけに、悔しい1点でした。さらにその後2死1塁でヒメネス選手の打球は高々と右中間に揚がり、入ったかと思われましたが、風に押し戻されフェンス際で捕球されてしまいました。

 9回完投のマウンドに上がった田中選手を見て金子誠選手は「沢村賞はマー君かもしれないな」とつぶやきました。梨田監督、金子誠選手、坪井選手などなどみんなが口をそろえていったのは「追い込まれてから打てるピッチャーではない」ということ。早打ちして凡打を繰り返しているように見えたかもしれないファイターズ打線ですが、チームとして田中選手攻略の作戦はきちんと実行していました。稲葉選手は昨日の勝利の後「明日(の先発が)マー君なんで、いいおぜん立てになったんじゃない?」と話していただけあり、野球の神様は今日、イーグルスに味方したようです。

■武田勝投手 <6回1/3、打者24、球数90、安打8、三振2、四死球1、失点2、自責2>

「勝負どころでセギノールに打たれてしまったのが悔やまれます。その後せっかくスレッジが1点取ってくれたので。自分が粘れませんでした。味方が逆転してくれることを信じて応援します。」

■梨田語録

「良い投手と対戦したら、4安打しか打てない日もあります。賢介(田中賢選手)ですら送りバントできなかったからね。バントするのも難しい投手ということです。ヒメネスの打球は行ったと思ったけどね。捕球される前に継投をどうするかとか一瞬考えてしまったけど、入らなかったね。意外に飛んでなかったね。勝も粘って投げてくれた。淡白に早打ちしているように見えたかもしれないけど、追い込まれたら厳しい投手だからね。初球から狙って行けとは言ってありました。」

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