2009.06.06 SAT
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■広報レポート <エースの敗戦>

 先発のダルビッシュ投手はいつになく試合前から気合が入っていました。ビジターとして東京ドームへ乗り込み、昨日の44,242人を越える44,887人の観衆の中でのゲームでエースが燃えないわけがありませんでした。試合前のブルペンでも球威、切れ共に抜群のボールを投げ込み、厚澤投手コーチも「今日のダルは来てるよ」と好投を予言しました。しかしエースが好調でも勝てない事があるのが野球ということを思い知らされました。

 初回一死から安打で出塁を許し、盗塁も決められて得点圏に走者を出しますが、小笠原選手、ラミレス選手のクリーンアップを落ち着いて打ち取り先制点は許しません。ファイターズは2回、小谷野選手、糸井選手の連続二塁打で1点を先制、エースを援護します。さらに6回「この一点は大きい」と打った稲葉選手自身も認める大きなソロホームランで2点差とします。ダルビッシュ選手は初回に許した安打以降許した走者は四球での一人だけという安定した投球を続けていましたが、その裏に誰もが予期しなかった5連続短打で3点を失います。ダルビッシュ投手は7回以降スライダー中心だった投球から少し変えてカーブを交え緩急をつけた投球で打者を翻弄。8回を投げ切って打線の援護を待ちます。

 ファイターズも8回に3本のヒットでチャンスを作りましたが、適時打になったかと思われた打球が中堅からの好返球で本塁タッチアウトになり、ホームを踏むことが出来ません。9回にも同点の走者を出しますが、最後は守護神クルーン選手に抑えられ、交流戦6勝7敗1分となってしまいました。ダルビッシュ投手は試合後冷静に「6回はうまく打たれたなという感じです。また次回頑張ります」と振り返ってくれましたが、その内面は悔しい思いでいっぱいだったに違いありません。その悔しい思いを吐き出すであろうエースの次回に期待しましょう。

■ダルビッシュ投手 <8回、打者29、球数121、安打6、四死球1、三振6、失点3、自責点3>

「全体的にまっすぐも変化球も良かったのですが、6回にはうまいこと打たれてしまったなという感じがします。前回に引き続きまっすぐが良くなっているので、手ごたえはつかめたと思います。また次回頑張ります」

■梨田語録

「スンヨプ(イ・スンヨプ選手)を打ちとってからまさかダル(ダルビッシュ選手)が5連打されるとは思わなかったな。本当にあの6回だけだね。状態は最近では一番良かったけど、緩急が使えていなかったね。向こうは逆方向にうまく打ってきた。基本だけど簡単に出来ることじゃないよね。」

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