2009.06.08 MON
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■広報レポート <采配>

 フィールドの上でボールを打ち、投げるのは選手です。選手の活躍で勝利することもあれば、大事なところでミスを犯して負けに繋がってしまう事もあります。その選手たちを操るのが監督であり、その采配がうまく行くこともあれば、裏目に出てしまうこともある。どういった考えやひらめきを持っていようと結果だけで評価されてしまうのが監督という仕事です。今日の試合の分岐点となったかもしれない両監督の采配に注目してみました。

 先発糸数選手は5回まで被安打1のほぼ完璧なピッチングを続けていましたが、6回に突然リズムを崩し短打と連続四球で無死満塁とします。ここで左打者のガイエル選手を迎えるときにブルペンでは左投手宮西選手が準備をしていましたが、梨田監督は5回まで好投していた糸数選手を信じて続投させます。この采配が残念ながら裏目に出て手痛い2点適時打を許してしまいました。ファイターズ打線もそのすぐ後無死1,2塁のチャンスで迎える打者は交流戦に入ってから打撃好調の左打者糸井選手。しかしここで梨田監督は代打に右打者の二岡選手を送ります。スワローズ高田監督もここは左投手の石川選手を信じて続投させますが、二岡選手は右前打でチャンスを広げ、田中賢選手の2点適時同点打を呼び込みました。

 9回のマウンドに高田監督は同点ながら守護神林昌勇選手をマウンドに送ると二死から田中賢選手に二塁打を許しますが、ここはしっかりと抑えます。対する梨田監督はその裏セットアッパー建山選手をマウンドに送り出すと、まさかの2連打を浴び、ファイターズはサヨナラ負けを喫してしまいました。

 梨田監督は常日頃から選手たちの好プレーで勝利を掴み、敗戦の全責任は自分にあると言っています。だからこそ結果を恐れずに選手たちは自分のプレーに徹することが出来ます。どんな負け方をして、どんなに悔しくても、試合後監督は報道陣の前に姿を現し、記者からの質問に答えなければいけません。それが監督の仕事だからです。皆さんの目に今日の梨田采配はどのように映ったのでしょうか?

■糸数投手 <5回0/3、打者23、球数101、安打3、三振1、四死球4、失点0、自責点3>

「一気に崩れた形になってしまい、本当に申し訳ないです。コースを突いてというか、際どい所を狙ってボールを先行させてしまいました。あのような場面でも大胆に攻められるようにしなければいけないと思います。」

■梨田語録

「どっちも突然崩れて同じような点の取られ方をしたね。糸数も5回までは完璧に近かったんだけれども。しっかり切り替えてやるしかないですね。」

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