2009.06.11 THU
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■広報レポート <2ヶ月間で培った物>

お立ち台のヒーローたち
ボッツ選手を迎えるナイン

 打った瞬間ホームラン。1死満塁の場面でボッツ選手が捉えた真ん中低めのまっすぐは大きな弧を描いてファイターズ応援団でいっぱいのレフトスタンド上段に突き刺さりました。先週末の東京遠征途中に1軍合流。セ・リーグの主催試合のため指名打者が使えず、ここまで代打での出場にとどまっていましたが、この日は7番DHで先発出場。梨田監督の期待に応えました。昨シーズン途中に入団。日本での野球、生活に戸惑うことも多かったですが、徐々に調子を上げシーズン終了間際には日本野球への対応が出来ていました。どちらからでもホームランの打てるスイッチヒッターということで期待されての2年目でしたが、ここまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。

 キャンプ序盤にタイミングを取りやすくするために大きく足を上げるスイングに変更。オープン戦序盤ではまずまずの成績を残していましたが、開幕直前に調子を崩してのファーム落ち。鎌ケ谷でひたすらバッティングに明け暮れる日々が始まりました。大きく足を上げる打撃フォームには見切りをつけ、コンパクトなスイングに戻しましたが、強くバットを振ることに重点を置きました。しかしながらファームの試合にも毎試合出場することはなく、全ての遠征に参加したわけでもありません。残留の際には長い時だと1時間以上バッティング練習、マシン打撃を続けることもありました。

 外国人選手のファーム暮らしは気分的にもつらいもの。「2ヶ月間鎌ケ谷にいて精神的にも技術的にも成長したと思います。いつか札幌ドームのファンの前で活躍するために努力していました」とほっとした表情で振り返ってくれました。日本語の勉強にも本腰を入れて取り組んでおり、常に持ち歩いている小さなメモ帳も既に半分以上が埋まりました。「今までいろいろなところでホームランは打ってきましたが、今までで一番気分のいいホームランでした」と普段はあまり感情を表に出さないボッツ選手ですが、笑顔で話してくれました。ボッツ選手のこれからに期待してください。

■スウィーニー投手 <5回1/3、打者24、球数88、安打6、三振2、四死球2、失点3、自責点3>

ファンの声援の応えるスウィーニー投手

「体調、調子も良く、自信を持ってマウンドに上がることが出来ましたが、避けなければいけないビッグイニングをまた許してしまいました。ブルペンに負担をかけてしまい、申し訳ないです。」

■梨田語録

監督とタッチするボッツ選手

「ボッツの満塁本塁打が効きましたね。右打席がいい状態なのは分かっていましたが、カウント2-2から低めの球をあれだけ飛ばせるんですから。稲葉が欠場して3番に起用した糸井が3安打。もう何番でもこなしてくれて助かります。しかし最初にビッグイニングが来て逃げ切るというのはいい感じがしないので、もう少し早い回に追加点がほしかったというのが本音です。」

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