2009.06.17 WED
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■広報レポート <ファイターズらしさ>

 田中賢選手が6回に相手選手が交錯してボールがこぼれる幸運な三塁打を記録しました。幸運とは言っても、それを三塁打にしたのは最初から全力で走っていたからこそ。この時点で短打と二塁打を記録しており、サイクルヒットへの期待が高まりましたが、大振りすることなく淡々と次の2打席でも連続で短打を放ち、自身初の1試合5安打を記録。チーム全体でも21安打を放ったファイターズが10-5で快勝しました。

 「サイクルヒットのチャンスがあるのは気づいてたんですけど、まあ無理だなっと思って」と記録達成のチャンスでも最初から先頭打者として塁に出ること徹していました。田中賢選手はシーズン開始から数日札幌で移動なしの完全オフの日にも室内練習場へ足を運んでマシン打撃を繰り返していました。先週の12日には監督からチーム練習の参加を免除されながらも室内練習場へ。打撃への不安を取り除くための練習ではなく、「守りに入ったらすぐ落ちて行っちゃいますからね。もっとうまくなろうと練習しないと」と1軍定着して毎年結果を残していながらも並外れた向上心を持ち合わせているのが今日の結果に繋がりました。

 田中賢選手は「このままファイターズらしい野球をしていきたい」とヒーローインタビューで話してくれました。確かに三塁打を生んだ自身の全力疾走や、点差が開いていても犠打をきちんと決めたりとファイターズらしさが随所に見られましたが、打線は今季最多の21安打を放つも14残塁で10得点。記録は安打になったけれどアウトに出来たかもしれない打球も見られました。投手陣も勝利は掴んだものの3四球、2本塁打を許し5失点。勝って兜の緒を締めよ。自らを戒める意味でも「ファイターズらしい野球」を強調したのかもしれません。

■八木投手 <5回1/3、打者26、球数91、安打8(本塁打1)、三振2、四死球3、失点2、自責点2>

「調子自体は悪くなかったのですが、桜井さんへの本塁打と、あの点差で6回鳥谷さんに与えた四球は反省しなければいけないと思います。その回最後まで投げたかったですが、四球の後にも打たれてしまったのでしょうかないですね。毎回走者を出しながらも、集中して投げられた点は良かったと思います。いつものように野手の方たちが点を取ってくれたのには感謝します。」

■梨田語録

「21安打だからね。もうちょっと点を取らないとね。下柳もあまり良くなかったけど、(次の)渡辺から点が取れたのが大きかったかな。八木にもうちょっと粘ってほしかったけど、2日間試合もないし、(中継ぎにも)投げさせたかったからね。今日のところはキャンプから強調してきた競争意識も含めて次へ次へと繋げようとする打線がうまく機能したね。賢介(田中賢選手)と信二が得点に絡んで、その間をひちょり(森本選手)もいいつなぎをしてくれた。」

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